純フランス産名指揮者とアメリカオケのコンビとして、私の大好きなミュンシュ・ボストンと同時代に、かれらと全く逆方向で驚異的精度とふわりとピリッとしたセンスを追求し達成したパレー・デトロイトも、実は更に輪をかけて大好きである。この時代のアメリカ人はむちゃくちゃ幸せだなあ。パレーの名盤は山ほどあるが、代表作はやはり「海」だろう。夜明けからざわざわとした波を空気だけで描き、フルートソロが異常にうまい。昼間になり陽光の中で波がしぶきをあげる部分も、その光景の光の上澄みの部分だけ、心象風景だけを掬い取ったかのような透明さ。驚くべきは「波の戯れ」で、しゅりゅしゅると回転する波の渦巻きが、音と言う構築物は一切なく雰囲気だけでできているようだ。夜想曲「祭り」の中間部の行進曲部分やシレーヌの女声合唱の素気なさ、さりげなさは、純フランス産センスなのだろうが、余りにもデトロイトが透明すぎて、当時のフランスのオケでこういう演奏をするところはなかったのでは、と思う。イベリア第３曲目の弦の入りの部分の一筆書き行書のような淡いリズム、コンとおかれる木琴のつぶやき、そこからひゅっとアップテンポになる部分をここまで自然に鳴らせる演奏は他に全く想像つかない。

上下位置合わせと取り付けが簡単で作業性が良かったが
雪や風ででフックが上下に移動したり線がゆるんだり外れたりしたので定期的に手入れと監視が必要品です。

雪線に荷重が掛かると支柱が引っ張られて、地面付近で折れやすい。同じポールを多く使ったが強度が弱い。支柱間が狭ければ支障ないが３ｍ以上開けると折れやすいと感じます。