チャックベリー 自伝
・私は、この本の内容が全て真実だと思うほど初心ではない。チャックは、脱税などで何度か法を犯した、虚言癖があると思われる人物である。本書の主な内容は、彼の一族、女性との関係、強盗と刑務所、作曲、南部で受けた人種差別、白人による印税やコンサートチケット売り上げの搾取。
・言い訳とお世辞が散見されるが、しかし、これこそ白人にも受ける音楽を計算して書いたチャックの処世術であり、彼の人間性が良くも悪くも現れており、非常に興味深い。言い訳の一つは、ステージに飛び入りしたキース・リチャーズを追い出した件についてのもの(P.339)。
・第8章は、「俺の曲の作り方」。“Roll Over Beethoven”,”Brown Eyed Handsome Man”, “Rock And Roll Music” などの代表曲について述べている。但し、歌詞に込められた白人への反発心については述べておらず、不満が残る。
・なお、チャックは、序文で、「文章は荒削りでも、伝えている事実には変わりはないはずです。ゴーストライターもいない代わりに、下手な小細工も罪の意識もありません」と述べている。正に彼の個性溢れる文章である。
・前書きは、ブルース・スプリングスティーンのインタビューから起こしたもの。情景が目に浮かぶ、ロックンロール的名解説である。
・言い訳とお世辞が散見されるが、しかし、これこそ白人にも受ける音楽を計算して書いたチャックの処世術であり、彼の人間性が良くも悪くも現れており、非常に興味深い。言い訳の一つは、ステージに飛び入りしたキース・リチャーズを追い出した件についてのもの(P.339)。
・第8章は、「俺の曲の作り方」。“Roll Over Beethoven”,”Brown Eyed Handsome Man”, “Rock And Roll Music” などの代表曲について述べている。但し、歌詞に込められた白人への反発心については述べておらず、不満が残る。
・なお、チャックは、序文で、「文章は荒削りでも、伝えている事実には変わりはないはずです。ゴーストライターもいない代わりに、下手な小細工も罪の意識もありません」と述べている。正に彼の個性溢れる文章である。
・前書きは、ブルース・スプリングスティーンのインタビューから起こしたもの。情景が目に浮かぶ、ロックンロール的名解説である。
チャック・ベリー・イズ・オン・トップ+11
1959年発売のサード・アルバムに、11曲のボーナス・トラックを加えてあります。
オリジナル・ジャケットを使用した国内盤でこの値段。
もちろん解説と歌詞も付いています。
本作は、1955年のシングル・ヒット3.「MAYBELLENE」と、1956年の9.「ROLL OVER
BEETHOVEN」といった既発の作品が加えられたことで、「BEST盤」的な側面や、
「R&R色」が強く打ち出されているといえるでしょう。
チャック・ベリーのトレード・マークともいえるイントロや、リフにもますます磨きがかかり、
脂が乗りきっている感じを受けるアルバムです。その自信の表れなのか、タイトルも
ズバリの「CHUCK BERRY IS ON TOP」。ケーキの一番上に(ストロ)ベリーが飾られて
いるという他愛のないものですが、「R&R界の頂点に立った」という自負もあったのでは
ないか?と思わせるもので、なるほど内容は充実しています。
オリジナル・ジャケットを使用した国内盤でこの値段。
もちろん解説と歌詞も付いています。
本作は、1955年のシングル・ヒット3.「MAYBELLENE」と、1956年の9.「ROLL OVER
BEETHOVEN」といった既発の作品が加えられたことで、「BEST盤」的な側面や、
「R&R色」が強く打ち出されているといえるでしょう。
チャック・ベリーのトレード・マークともいえるイントロや、リフにもますます磨きがかかり、
脂が乗りきっている感じを受けるアルバムです。その自信の表れなのか、タイトルも
ズバリの「CHUCK BERRY IS ON TOP」。ケーキの一番上に(ストロ)ベリーが飾られて
いるという他愛のないものですが、「R&R界の頂点に立った」という自負もあったのでは
ないか?と思わせるもので、なるほど内容は充実しています。
The Best of Chuck Berry
チャックベリーのベストは数多く発売されているが、この作品は値段の安さもあってお買い得。
音もそれほどおかしくなく、曲も代表曲は全て収録されている。
ストーンズやビートルズの初期が好きな人はオリジナルを知っておいて損はないと思う。
ジョンやキースがこれらの楽曲をどのようにアレンジしたか確認するのも面白い。
音もそれほどおかしくなく、曲も代表曲は全て収録されている。
ストーンズやビートルズの初期が好きな人はオリジナルを知っておいて損はないと思う。
ジョンやキースがこれらの楽曲をどのようにアレンジしたか確認するのも面白い。