ジャンルは競馬の"馬"を育てる"育成シミュレーション"。
俺自身、競馬に全く興味がないけど、一度やってみようと思ってやってみたのだが、やはりイマイチ楽しさがよくわからない（^^;　
こういうゲームは競馬が好きな人限定なのだろうか（苦笑
まぁ全体的な作りは悪くないと思うから☆は３つにとどめておいた。

10年間空けた割には…って感じですかね。

牝系と人間ドラマという新しい仕組みを取り入れながらも、他の仕組みは7とほとんど変わらない。スタート年度がちょっと前になったりしたところがあるものの実在馬と自分で生産した馬のどちらも扱える事は変わらず。

一番の違和感は2014年現在のレーススケジュールで19年からの競馬が描かれること。その頃にはないレースまで今と同じように開催される。

記録はあるんだろうし、過去から現在の競馬を追体験させるなら、レースプログラムぐらいは時代に沿ったものにして欲しいものです。

何かをやりながら片手間でやる、ながらゲームとして楽しむもの。

このゲームに出会い必ずしも競馬＝ギャンブルじゃないことに気付かされました。少々古いゲームですがゲームの難易度は低いので競馬ゲーム初心者におすすめします。自分の馬が勝ったときの喜びが体感できると思います。

ゲーム性については
オーナーブリーダーとして競馬界の頂点を目指すという従来の基本線から変化はありませんので省略させていただきますが
ゲームを進行させた上で、操作性における気になった点を前作との比較でいくつか

(1)基本画面から個別馬へのショートカット廃止（従来の所有馬パネルをザッと並べての一発呼出ができなくなりました）
(2)同じく基本画面からの各項目の選択が分かり難く使い辛く
（WP7の場合、馬情報タブをクリックするとその右側に所有競走馬・所有幼駒といった次項目への一覧的なポップアップが出ましたが、
　今作はそれがなく一発で次項目に飛びかつそこからの選択肢が基本画面の項目配置と同じで
　紛らわしいことこの上ないという素敵仕様に変わりました）
(3)所有競走馬画面における情報表示が横長になったためドラッグによる横スクロールが多分に必要になりました
　（直感的な前走履歴・登録レースの表示が無くなり、成績確認もマウスでポチポチして呼出す必要があります）
(4)所有馬成績欄での勝ちタイム表示、該当レースをクリックしての出馬表確認ができなくなりました
(5)パドック画面での馬の選択に一覧表が使えず下側のボタンをポチポチ右左と押して選ぶ仕様に
(6)新聞が横書きに
　（前作のチープながら整理された縦書きに慣れた人間にはスゴく見づらい。というか致命的に情報が見づらい
　　全体が一発で見れず大幅にホイールスクロールしないと見れないという素晴らしい仕様変更です）
(7)ウリの３D牧場画面はキーボードを使わないと視点を動かすことが出来ません
　　（画面端にカーソルを合わせるとスクロールする等はございません。ホイールスクロールでズーム等も勿論ありません）
(8)画面構成と言いますか文字やゲーム内ウィンドウがやたらデカい

他にも違和感を覚えた点はいくつかありますが、概ねこれらが非常に気になった点となります。

ゲーム性やグラフィック等の進歩は相応のものが有り、ゲームとしての面白さについては異論を差し挟む余地は特にありませんが
ただでさえ、世代を見越した馬産のために数時間単位の長考を要するこういったゲームで操作性に難が生じるのは正直いただけません。
また、どう見てもこうした仕様変更はCS機でのLRボタンやアナログスティック、十字キー等での操作を見越した感が有り、
最低限の操作性は確保されてはいるものの、販売側の姿勢としてPC版は蛇足というような印象を受けました。

従来のシリーズの動向を考えれば、この作品を叩き台に上積みを重ねていくのでしょうが、
操作性の改善については前例が有ったかどうか訝しむ次第です。