等伯 〈上〉
申し訳ないが、もっと感動させてくれないかな。等伯の年譜を知りたいだけじゃ小説じゃないです。等伯の人生がのめり込んで松林図になった様な、そこに読者も手に汗を握る様な感動が欲しい。虚構を借りた言葉の感動というものが希薄なんだと思う。
画家を主人公とした小説じゃ、そうした感動が第一で、あとは等伯の乱世に生きた心根を大きな幹として、いかに読者に与えられるかだと思うんですが。
何か乗せられるところが少なかったです。
画家を主人公とした小説じゃ、そうした感動が第一で、あとは等伯の乱世に生きた心根を大きな幹として、いかに読者に与えられるかだと思うんですが。
何か乗せられるところが少なかったです。