Redshift (Re-Issue)
フィンランドのメロデスパンド、オムニウム・ギャザラムの4th。2008作
メロデス路線の1stから、しだいにテクニカルなスラッシュ風味をまとい、
前作も見事なセンスを聴かせる傑作だったが、今作も同路線。
オールドスタイルのクールなギターリフに、甘すぎないメロディを加えて疾走、
ソリッドな質感にシンセ入りの薄暗い叙情が合わさって、知的なメロデスが構築される。
デス声の咆哮はなかなか強烈なのだが、サウンドがさほど凶悪に感じないのは
楽曲にただようインテリジェントな空気のためだろう。リフで聴かせられるメロデスバンドだ。
メロデス路線の1stから、しだいにテクニカルなスラッシュ風味をまとい、
前作も見事なセンスを聴かせる傑作だったが、今作も同路線。
オールドスタイルのクールなギターリフに、甘すぎないメロディを加えて疾走、
ソリッドな質感にシンセ入りの薄暗い叙情が合わさって、知的なメロデスが構築される。
デス声の咆哮はなかなか強烈なのだが、サウンドがさほど凶悪に感じないのは
楽曲にただようインテリジェントな空気のためだろう。リフで聴かせられるメロデスバンドだ。
New World Shadows
フィンランドのメロデスバンドの5th。
Dark Tranquillity以降の伝統的な古き良きメロデスを聴かせるバンド。
哀愁のギターリフ/シンセと邪悪なグロウルが絡み合ういかにも古典的な、
メロデスのお手本のような定番スタイルで没個性的だが完成度が高い。
荘厳な幕開けのM1に始まり、Dark Tranquillityを彷彿させるM2は早速のリードナンバー。
サビの哀愁ギターリフがいい感じ。疾走を見せる曲は2,5,8ぐらいだが
M3なんてミドルで疾走しなくても聴き所満載の佳曲。
クリーントーンのアルペジオが異色なM6なんかも面白い。
徐々に盛り上がるM7も美しいギターメロディーでうっとり。
アップもミドルも上手く使い分け、アルバム全体にうまく起伏を付けている。
ギターリフも多彩で本家より良く書けている(笑)。
そしてこのバンドの特徴はあくまでやりすぎないバランス感覚。
適度にクサく、適度にアグレッシブで、適度にテクニカル。
故に個性が前に出ずキャッチーな花形バンド達に水を空けられた感があるが、
変に色気を出さず自分達らしさを貫いた音楽性は、完成度が高くもっと評価されてもいい。
Kalmah同様、不遇なバンドだと思う。
いい曲を書き、いい演奏をし、いい音質で録る。
そのすべてが高いクオリティーの非常に充実した1枚。
Dark Tranquillity以降の伝統的な古き良きメロデスを聴かせるバンド。
哀愁のギターリフ/シンセと邪悪なグロウルが絡み合ういかにも古典的な、
メロデスのお手本のような定番スタイルで没個性的だが完成度が高い。
荘厳な幕開けのM1に始まり、Dark Tranquillityを彷彿させるM2は早速のリードナンバー。
サビの哀愁ギターリフがいい感じ。疾走を見せる曲は2,5,8ぐらいだが
M3なんてミドルで疾走しなくても聴き所満載の佳曲。
クリーントーンのアルペジオが異色なM6なんかも面白い。
徐々に盛り上がるM7も美しいギターメロディーでうっとり。
アップもミドルも上手く使い分け、アルバム全体にうまく起伏を付けている。
ギターリフも多彩で本家より良く書けている(笑)。
そしてこのバンドの特徴はあくまでやりすぎないバランス感覚。
適度にクサく、適度にアグレッシブで、適度にテクニカル。
故に個性が前に出ずキャッチーな花形バンド達に水を空けられた感があるが、
変に色気を出さず自分達らしさを貫いた音楽性は、完成度が高くもっと評価されてもいい。
Kalmah同様、不遇なバンドだと思う。
いい曲を書き、いい演奏をし、いい音質で録る。
そのすべてが高いクオリティーの非常に充実した1枚。