絵柄的に好みではありませんが、計算されたプロットで、テンポ良く展開し、
主人公二人のキャラ立ちも上手くなされています。
ヴィジュアル的にも読みやすい手慣れた感じの漫画です。
ただ個々のエピソードとしてはもう少し掘り下げてほしいというか、
今ひとつ思い入れに欠けるというか。
云ってみれば部分が全体のためにあるというような印象です。
ココが描きたかったとか、この場面があるからこの漫画が好きとか、
そういった部分本位の魅力に少し欠けているような気がしました。

（以上、単巻の感想です）

たまたま文庫コーナー通ったときふと目に留まって、CM見てちょっと気になってたし勢いで買ってみた。
阪急今津線の宝塚駅から西宮北口駅までと、折り返して(半年後の)西宮北口駅から宝塚駅までの各駅、計十六の物語で構成された連作短編集。
それぞれが、ほっこり心温める物語になってます。電車って「いろんな人」を、「いろんな想い」を乗せて、毎日走ってるんやなぁと。ただの移動手段と思わず、移動時間利用して人間観察してみるんもオモロイかも！なんて思いました。

いつか来る別れは辛いけど、お互いに幸せな時間を長い年月ゆっくりと過ごした
日々のお話。
長生きしてくれたプーさんに感謝、そしてプーさんをとても大切にしてくれた
お二人に感謝。
最良の猫マンガの中の一冊だと思います。