黒鷺死体宅配便 (19) (カドカワコミックス・エース)
18巻目で こりゃあもう終わったかな?と思いましたが19で些か持ち直してきた感は有ります。1〜10(表紙デザインが違う)の頃に撒き散らしたままの伏線を回収するだけでも随分話が広がるのに。大塚英志氏の才能が枯渇したのかな?コミック新現実で使い果たしてから さっぱり冴えないんですが?
黒鷺死体宅配便スピンオフ 松岡國男妖怪退治(2) (カドカワコミックス・エース)
水野、熊楠、田山兄、と実在の人間に取材した構成がひろがってきています。
その昔、関川=谷口氏の「『坊っちゃん』の時代」というシリーズがあり、そのあとを村上氏の龍、仁が追いました。
この作品は、まだどこかに面白半分のひっかけがありますが、むしろそのことが魅力になるのかも知れません。
松岡國男には、わたしはとても関心をもっていました。
一つには、彼が戦後成城学園の教育課程に関与したからです。
しかし、もう一つ理由があって、それは、彼が私の師匠の師匠、すなわちおじいさん先生と論争したからです。
その論争のスタイルは執拗で、ちょっと人間的ないやみがありました。
けれども、尊敬に値する人物です。
そのあたりの機微に通じる情報を作者はとらえたようです。
なかなか研究がすすんでいますね。
その昔、関川=谷口氏の「『坊っちゃん』の時代」というシリーズがあり、そのあとを村上氏の龍、仁が追いました。
この作品は、まだどこかに面白半分のひっかけがありますが、むしろそのことが魅力になるのかも知れません。
松岡國男には、わたしはとても関心をもっていました。
一つには、彼が戦後成城学園の教育課程に関与したからです。
しかし、もう一つ理由があって、それは、彼が私の師匠の師匠、すなわちおじいさん先生と論争したからです。
その論争のスタイルは執拗で、ちょっと人間的ないやみがありました。
けれども、尊敬に値する人物です。
そのあたりの機微に通じる情報を作者はとらえたようです。
なかなか研究がすすんでいますね。