風と共に去りぬ 製作75周年記念 コレクターズBOX (数量限定生産/3枚組) [Blu-ray]
前回のアルティメットコレクターズエディションを買い逃していた者としては、今回のリリースは有難い。しかし文鎮やハンカチは確かに要らない。星5つはあくまで作品自体の評価!これほど4時間という時間が短く感じられる映画も他には無い!もう初見から20年以上経ちますが、いつ見てもスカーレットの熱い生き様には胸を打たれます。あとレッドバトラーの伊達男ぶりも永遠に色あせないでしょうね。
風と共に去りぬ (2) (新潮文庫)
1巻ですでに最初の結婚をし、一児の母となり、あっという間に未亡人になるスカーレットは、戦争中をアトランタで過ごしています。自由奔放なスカーレットでも、夫の叔母であるピティパットには表立って逆らえないところが時代を物語っている気がします。
この2巻での白眉はアシュレのクリスマス休暇の一時帰還にあり、最初に読んだ頃はちょうど恋愛中だったこともあって、スカーレットの苦しい片思いにずいぶん涙させられました。そしてどんなにメラニーが善人であっても、スカーレットの立場にいれば憎悪せずにはいられないなと思いました。
アシュレとの別離のシーンの緊迫感が素晴らしい。映画版より心理描写が細かいのでドラマティックです。
そして映画でも有名な、北軍の迫るアトランタを脱出するシーンは映画にも劣らない迫力です。南北戦争の経緯が詳細に記されています。劣勢の南部の女性たちの姿が、なんだか太平洋戦争中の日本と重なるので、アメリカ人より日本人のほうがこのあたりは共感できると思います。
この2巻での白眉はアシュレのクリスマス休暇の一時帰還にあり、最初に読んだ頃はちょうど恋愛中だったこともあって、スカーレットの苦しい片思いにずいぶん涙させられました。そしてどんなにメラニーが善人であっても、スカーレットの立場にいれば憎悪せずにはいられないなと思いました。
アシュレとの別離のシーンの緊迫感が素晴らしい。映画版より心理描写が細かいのでドラマティックです。
そして映画でも有名な、北軍の迫るアトランタを脱出するシーンは映画にも劣らない迫力です。南北戦争の経緯が詳細に記されています。劣勢の南部の女性たちの姿が、なんだか太平洋戦争中の日本と重なるので、アメリカ人より日本人のほうがこのあたりは共感できると思います。
風と共に去りぬ [DVD]
ブルーレイに買いなおしました。きれいです。
見方が変わりますね。
画面のはるか遠くの人までしっかり演技してるのがよく見えます。
景色や建物の質感も生々しいです。
私はいつも日本語吹き替えで見ていますが、相変わらず音声はモノラルでした。そこがちょっと残念ですね。
見方が変わりますね。
画面のはるか遠くの人までしっかり演技してるのがよく見えます。
景色や建物の質感も生々しいです。
私はいつも日本語吹き替えで見ていますが、相変わらず音声はモノラルでした。そこがちょっと残念ですね。
風と共に去りぬ (1) (新潮文庫)
映画でも何度も見ました。原作も若い日に読破して以来何回か読み返しています。
原作を読んでから映画やドラマを見た場合、がっかりすることが多いのですが、「風と共に去りぬ」は本も映画も
どちらもすばらしかったと思います。
私の生き様を振り返ってみると、がむしゃらに生きてきているようで、スカーレットタイプなのかもしれません。
自分でも強い人間だと思います。
けれども、本当に芯の強い人というのは、しなやかさを持った人なのかもしれなくて、そういう意味ではメラニー
こそ強く、温かさも兼ね備えていたのでしょう。
その点、スカーレットは一途なあまり、ポキッポキッと折れやすい…でも、またそこが彼女の魅力で、折れやすい
スカーレットのためにレット・バトラーが見守っていてくれたのに、彼女は気づかないまま突っ走ったようです。
昔は、「メラニーってなよなよしてばかり」と思っていたのですが、自分が年を重ねて自分なりの女の一生を
歩んでくると、メラニーの強さが際立って感じられるようになりました。
メラニーは若く亡くなったけど、私はメラニーの心を持ったおばあちゃんになれるといいな。
原作を読んでから映画やドラマを見た場合、がっかりすることが多いのですが、「風と共に去りぬ」は本も映画も
どちらもすばらしかったと思います。
私の生き様を振り返ってみると、がむしゃらに生きてきているようで、スカーレットタイプなのかもしれません。
自分でも強い人間だと思います。
けれども、本当に芯の強い人というのは、しなやかさを持った人なのかもしれなくて、そういう意味ではメラニー
こそ強く、温かさも兼ね備えていたのでしょう。
その点、スカーレットは一途なあまり、ポキッポキッと折れやすい…でも、またそこが彼女の魅力で、折れやすい
スカーレットのためにレット・バトラーが見守っていてくれたのに、彼女は気づかないまま突っ走ったようです。
昔は、「メラニーってなよなよしてばかり」と思っていたのですが、自分が年を重ねて自分なりの女の一生を
歩んでくると、メラニーの強さが際立って感じられるようになりました。
メラニーは若く亡くなったけど、私はメラニーの心を持ったおばあちゃんになれるといいな。
風と共に去りぬ (4) (新潮文庫)
原作も傑作。また、翻訳もまちがいなく名訳。読み終わるのが惜しいと
おもいつつ全巻一気に読み終えてしまった。
映画より原作のほうが好きな最大の理由は、ラストでのレットのセリ
フ。"I DON'T GIVE A DAMN"を大久保氏は「けど、決して君をうらんで
いないよ」と訳した。本来なら映画での字幕のように「全く関心がない
んだよ」なのだが、大久保氏のこの解釈・訳によって終わり方が余韻の
残るものとなった。こういう終わり方であれば、スカーレットがレット
を取り戻す、というのも納得できるのだ。
おもいつつ全巻一気に読み終えてしまった。
映画より原作のほうが好きな最大の理由は、ラストでのレットのセリ
フ。"I DON'T GIVE A DAMN"を大久保氏は「けど、決して君をうらんで
いないよ」と訳した。本来なら映画での字幕のように「全く関心がない
んだよ」なのだが、大久保氏のこの解釈・訳によって終わり方が余韻の
残るものとなった。こういう終わり方であれば、スカーレットがレット
を取り戻す、というのも納得できるのだ。