私はこの映画が大好きです
ただ思ったのは
本当に見る人を選ぶ映画だと言う事
元々 ラース ホーン トリアーという人の映画は
この映画があんなに日本でブームになった程
(日本人でこの映画でビョークを知ったという人は
かなり多いのじゃないかと思います)
大衆受けをしまくる 映画を作ってはいないと思います
私も奇跡の海と ダンサーインザダーク
ドッグヴィルしか見ていないのですが
そんなに大衆受けするものでは無いです
ただ この主人公のセルマは自分の息子への愛や
自分を非難する人達へも愛があり その愛によって
逆にどんどん追い詰めれていってしまう
世の中の残虐さが 描かれていると思います
だけど 主人公は最後まで世界を愛するのを止めなかった
だから この映画は主人公がどんなに周りの人達に追い詰められても
最後がどんな悲惨で陰惨な結果であれ
希望があるのだと思う
最後に「これが最後の歌では無いわ」という言葉があるが
この結末が決して最後なわけでは無いと思う
この結末を変える事や
結末を悲しいだけで絶望だけで終わらせないのは
今映画を見ている自分達が
できる事なんじゃないかと 映画を見ながら思った
パルムドールを取ったのも
この映画がドッグヴィルの様に
本当に絶望だけが描かれていて その現実を
見せつけられるものでは無く
彼女の生きざまに希望があったからなのじゃないかと思う
絶望で終わらせない力強さが彼女の生き方にあったと思う
見ている方に だから生きなければいけない
だからやらなければいけないんだと思わせる様な
強い映画だと思います
ただ思ったのは
本当に見る人を選ぶ映画だと言う事
元々 ラース ホーン トリアーという人の映画は
この映画があんなに日本でブームになった程
(日本人でこの映画でビョークを知ったという人は
かなり多いのじゃないかと思います)
大衆受けをしまくる 映画を作ってはいないと思います
私も奇跡の海と ダンサーインザダーク
ドッグヴィルしか見ていないのですが
そんなに大衆受けするものでは無いです
ただ この主人公のセルマは自分の息子への愛や
自分を非難する人達へも愛があり その愛によって
逆にどんどん追い詰めれていってしまう
世の中の残虐さが 描かれていると思います
だけど 主人公は最後まで世界を愛するのを止めなかった
だから この映画は主人公がどんなに周りの人達に追い詰められても
最後がどんな悲惨で陰惨な結果であれ
希望があるのだと思う
最後に「これが最後の歌では無いわ」という言葉があるが
この結末が決して最後なわけでは無いと思う
この結末を変える事や
結末を悲しいだけで絶望だけで終わらせないのは
今映画を見ている自分達が
できる事なんじゃないかと 映画を見ながら思った
パルムドールを取ったのも
この映画がドッグヴィルの様に
本当に絶望だけが描かれていて その現実を
見せつけられるものでは無く
彼女の生きざまに希望があったからなのじゃないかと思う
絶望で終わらせない力強さが彼女の生き方にあったと思う
見ている方に だから生きなければいけない
だからやらなければいけないんだと思わせる様な
強い映画だと思います
セルマソングス~ミュージック・フロム・ダンサー・イン・ザ・ダーク
ダンサーインザダーク。
ビョーク本人が扮する盲目のセルマを巡る悲劇的なストーリーは
「重くてムリ」という評価と「素晴らしい。大好き」という評価に二分される。
今作、セルマソングスはその映画の内容と直接シンクロする。
つまり、ある人にとっては泣ける。ある人にとっては重い。
といって、ビョークの音楽的な手法の素晴らしさがおざなりになるようなものではなく、
ミュージカル風のきらびやかな音の向こうから立ち現れる不穏な音響、
ノンビートな環境音の向こうから立ち現れるIDM風なブレイクビーツ。
そうしたものがビョークの唯一無二の歌唱の元に統合されている。
個人的には映画の内容が思い出されて胸がいっぱいになっちゃうのも事実だけども、
音楽的にも充分すぎるほど素晴らしい作品なのだ。
ビョーク本人が扮する盲目のセルマを巡る悲劇的なストーリーは
「重くてムリ」という評価と「素晴らしい。大好き」という評価に二分される。
今作、セルマソングスはその映画の内容と直接シンクロする。
つまり、ある人にとっては泣ける。ある人にとっては重い。
といって、ビョークの音楽的な手法の素晴らしさがおざなりになるようなものではなく、
ミュージカル風のきらびやかな音の向こうから立ち現れる不穏な音響、
ノンビートな環境音の向こうから立ち現れるIDM風なブレイクビーツ。
そうしたものがビョークの唯一無二の歌唱の元に統合されている。
個人的には映画の内容が思い出されて胸がいっぱいになっちゃうのも事実だけども、
音楽的にも充分すぎるほど素晴らしい作品なのだ。
ダンサー・イン・ザ・ダーク【字幕版】 [VHS]
観た当時は皆さん同じで、あのラストはかなり衝撃的でしたね。
「自分にとっての幸せが他人にとっても幸せとは限らないし、
他人にとっての幸せは自分にとって幸せとは思えないかもしれない」
・・・そんな事を考えさせられる映画でした。
自己犠牲って結局は自己満足でしかないのでしょうか?
テルマには、もう少し他人を信じて他人に甘えて欲しかった。
初観から何年経っても時々痛む古傷を私の体に残している映画です。
主演のビョークの演技とは思えない演技は凄いです。
この作品を「大嫌い」という人が居るのもわかる凄く癖のある映画ですが、
ミュージカルシーンの「I've seen it all」(チャプター11に含まれてます)の歌とカメラワークと編集は素晴らしいので、
未見の方はこの部分だけでもぜひ観ていただきたいです。
2000年度作品。
■■■Blu-rayソフトについて■■■
以下は『ダンサー・イン・ザ・ダーク SPECIAL EDITION(2枚組)[DVD]』(2001年発売)と比較した感想です。
この映画のドラマ部分は元々手持ちカメラで撮った昔のドキュメンタリー風なブレた画面でピントも甘く、
尚且つ色調を落とした全体的にザラついた画調なので
Blu-rayになったからといって画質が向上したとは一見感じ難いです。
多少ピント感が増して発色が良くなったかな(特にOP映像)というごく僅かな程度です。
解像度が上がった分、画面のザラつきも増して気になります。
DVDにあった画面上の極僅かなゴミ等のチラチラも残ったままなので、HD化に際してあまり手を加えてない印象。
音質(英語音声にて視聴)についてはドラマ部分にはあまり向上感はないですが、
この映画の肝であるミュージカル部分の音質は凄く良くなっています。
全体的にクリアになってヴォーカルとバックトラックの楽器1つ1つの音の分離が良くなっており、
5.1chを効果的に使ったサラウンド感もあり、この映画はミュージカル映画なんだ!と改めて思った程に良い音質です。
DVDでは別ディスクにあった映像特典に関しては劇場予告篇(オリジナル版)のみの収録。
ドキュメンタリーやビョークのインタビュ−、日本版予告篇などは、ことごとく未収録になってしまいました。
あと、ミュージカルシーンだけをまとめた「セルマソングス・アンコール」が無くなってしまったのは非常に残念です。
このソフトにはDVD同様に本編のミュージカルシーンにチャプター設定が無いので、ミュージカルシーンだけ観たい時に非常に不便なんです。
いくら低価格商品とはいえ、この映像特典類のオミットは非常に残念です。
この作品のソフトを持ってない方で映像特典が気にならない方はリーズナブルなので購入してもいいと思いますが、
DVDを既に持ってる方で買い替えを検討している方には、そのメリットはあまり無いような気がします。
■映像
:1080i Hi-Def/16:9 スコープサイズ
■音声
1.英語(5.1ch DTS−HD Master Audio)
2.日本語吹替(2.0ch DTS Digital Suruound)
■字幕
1.日本語字幕
2.吹替用字幕
「自分にとっての幸せが他人にとっても幸せとは限らないし、
他人にとっての幸せは自分にとって幸せとは思えないかもしれない」
・・・そんな事を考えさせられる映画でした。
自己犠牲って結局は自己満足でしかないのでしょうか?
テルマには、もう少し他人を信じて他人に甘えて欲しかった。
初観から何年経っても時々痛む古傷を私の体に残している映画です。
主演のビョークの演技とは思えない演技は凄いです。
この作品を「大嫌い」という人が居るのもわかる凄く癖のある映画ですが、
ミュージカルシーンの「I've seen it all」(チャプター11に含まれてます)の歌とカメラワークと編集は素晴らしいので、
未見の方はこの部分だけでもぜひ観ていただきたいです。
2000年度作品。
■■■Blu-rayソフトについて■■■
以下は『ダンサー・イン・ザ・ダーク SPECIAL EDITION(2枚組)[DVD]』(2001年発売)と比較した感想です。
この映画のドラマ部分は元々手持ちカメラで撮った昔のドキュメンタリー風なブレた画面でピントも甘く、
尚且つ色調を落とした全体的にザラついた画調なので
Blu-rayになったからといって画質が向上したとは一見感じ難いです。
多少ピント感が増して発色が良くなったかな(特にOP映像)というごく僅かな程度です。
解像度が上がった分、画面のザラつきも増して気になります。
DVDにあった画面上の極僅かなゴミ等のチラチラも残ったままなので、HD化に際してあまり手を加えてない印象。
音質(英語音声にて視聴)についてはドラマ部分にはあまり向上感はないですが、
この映画の肝であるミュージカル部分の音質は凄く良くなっています。
全体的にクリアになってヴォーカルとバックトラックの楽器1つ1つの音の分離が良くなっており、
5.1chを効果的に使ったサラウンド感もあり、この映画はミュージカル映画なんだ!と改めて思った程に良い音質です。
DVDでは別ディスクにあった映像特典に関しては劇場予告篇(オリジナル版)のみの収録。
ドキュメンタリーやビョークのインタビュ−、日本版予告篇などは、ことごとく未収録になってしまいました。
あと、ミュージカルシーンだけをまとめた「セルマソングス・アンコール」が無くなってしまったのは非常に残念です。
このソフトにはDVD同様に本編のミュージカルシーンにチャプター設定が無いので、ミュージカルシーンだけ観たい時に非常に不便なんです。
いくら低価格商品とはいえ、この映像特典類のオミットは非常に残念です。
この作品のソフトを持ってない方で映像特典が気にならない方はリーズナブルなので購入してもいいと思いますが、
DVDを既に持ってる方で買い替えを検討している方には、そのメリットはあまり無いような気がします。
■映像
:1080i Hi-Def/16:9 スコープサイズ
■音声
1.英語(5.1ch DTS−HD Master Audio)
2.日本語吹替(2.0ch DTS Digital Suruound)
■字幕
1.日本語字幕
2.吹替用字幕
セルマソングス-ミュージック・フロム・ダンサー・イン・ザ・ダーク(紙ジャケット仕様)
映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』はまだ観ていません。ビョークは『デビュー』『ホモジェニック』を聴きました。ソウルフルな歌い方が私にはヘビー過ぎて苦手なのであまり好きになれませんが、「良い/悪い」で評価すると超一流の表現者だと認めざるを得ません。曲はいつものビョーク節全開です。映画もいつか観たいと思います。
ダンサー・イン・ザ・ダーク【日本語吹替版】 [VHS]
この映画がどうしてこんなにも人の心を掻き乱し、そして賛否両論分かれるのか。何度も何度も繰り返し観て(よく自殺しなかったな笑)なんとか自分なりに結論を得ました。 この映画は踏み越えてしまっているんです。つまり、主人公セルマは頭がおかしい、気の狂ってしまった人間なんです。だから、間違った選択を繰り返し、誰の助けも借りず、最後は息子のためにと幸せに死んでいく。 この主人公に「やっぱりお前は馬鹿だ、不幸だ」と誰が言える権利があるでしょうか。 そう、この映画のテーマはそこです。人間の幸せは主観的なものであるなら、自分を幸せだと強固に信じる人間を誰も非難できない。つまり、もしかしたら全ての人間の幸せに意味などないのでは、ということです。とても恐ろしい踏み越えてしまったテーマです。 この映画が、敢えてその恐ろしい問いに挑戦する武器として、想像力の美しさを選んだことに敬服せざるを得ません。ただ、勝利できたかどうかは観る人の判断ですが。 そして、この映画を徹底的に非難する人たちのレビューにこそ、僕は感動を覚えます。そこには、全ての幸せには意味があると信じようとする力強さを感じるからです。それこそが人間の想像力の持つ美しさだと思います。 敢えて踏み越えてまで、この映画を撮った監督に改めて敬意を表したい。