恋人たちの森 (新潮文庫)
思春期に読んだならいざ知らず、エエ年こいての初読は、かなり辛いものがありました。
子供に、騎士と書いて「ナイト」と読ませるヘンな名づけする人には違和感無いのかもしれませんが、「それでパウロと読ませるか〜」みたいなルビのオンパレード、西洋への憧れが、痛かった。けれど、ボーイズ系嫌いの私でも読み進むことのできる、不思議な力がある。
考えてみたら、作者を「マリイ」などと呼んで西洋かぶれにしたのは、鴎外その人。森茉莉はそんな父親に育てられたので、こういう世界が自然だったのでしょうね。
後日、初版を手に入れて再読してみると、「いたたたたた」に映った世界があら不思議、重厚な耽美世界に変化していました。思想性も物語性もくそくらえな徹底的趣味耽溺。東京なのに、おパリなたたずまいの街。どなたかも書いておられましたが、とりわけ、食べ物へのこだわりは相当なもの。かなり不思議な世界です。
個人的には、森の好む(?)美少年の描写が、カマっぽいのが好みに合いませんでしたが、エロティシズムとは程遠い、昨今の身も蓋もないエロ描写と一線を画しているのは事実です。
乳首の周囲を「乳暈」と呼ぶのは医学書からの直訳で、比較的新しい「日本語」だったそうです。本作品もこの単語が使われています。医者を父に持つハイカラな森茉莉らしいような。どうでもいい話ですが。
三島などもそうですが、現代仮名遣いはフラットで趣に乏しい。できれば旧かな遣いのものをおすすめしたいので星は3つです。
子供に、騎士と書いて「ナイト」と読ませるヘンな名づけする人には違和感無いのかもしれませんが、「それでパウロと読ませるか〜」みたいなルビのオンパレード、西洋への憧れが、痛かった。けれど、ボーイズ系嫌いの私でも読み進むことのできる、不思議な力がある。
考えてみたら、作者を「マリイ」などと呼んで西洋かぶれにしたのは、鴎外その人。森茉莉はそんな父親に育てられたので、こういう世界が自然だったのでしょうね。
後日、初版を手に入れて再読してみると、「いたたたたた」に映った世界があら不思議、重厚な耽美世界に変化していました。思想性も物語性もくそくらえな徹底的趣味耽溺。東京なのに、おパリなたたずまいの街。どなたかも書いておられましたが、とりわけ、食べ物へのこだわりは相当なもの。かなり不思議な世界です。
個人的には、森の好む(?)美少年の描写が、カマっぽいのが好みに合いませんでしたが、エロティシズムとは程遠い、昨今の身も蓋もないエロ描写と一線を画しているのは事実です。
乳首の周囲を「乳暈」と呼ぶのは医学書からの直訳で、比較的新しい「日本語」だったそうです。本作品もこの単語が使われています。医者を父に持つハイカラな森茉莉らしいような。どうでもいい話ですが。
三島などもそうですが、現代仮名遣いはフラットで趣に乏しい。できれば旧かな遣いのものをおすすめしたいので星は3つです。
増補新版 森茉莉 ---天使の贅沢貧乏 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)
森茉莉さんが大好きなので購入しました。ムック本ですが、読み応え十分な内容でした。知らなかったエピソードも知ることができて満足です。
TVアニメーション「桃華月憚」エンディングテーマ この世界がいつかは
その難解な内容で視聴者を選んでしまっている様なアニメ、桃華月憚のEDテーマ。
この歌の魅力を一言で言うと
エ ク ス タ シ ィ 〜
でしょう。
このフレーズに何かグッとくるものを感じるなら聴くべき!
それぐらいこの歌のイメージを強く支配しています。
ああエクスタシィ〜
この歌の魅力を一言で言うと
エ ク ス タ シ ィ 〜
でしょう。
このフレーズに何かグッとくるものを感じるなら聴くべき!
それぐらいこの歌のイメージを強く支配しています。
ああエクスタシィ〜