アリよさらば ('94放送 / 出演 矢沢永吉、長塚京三) [DVD]
みなさん酷評されていてびっくりしました。このドラマを見るまで、私にとって矢沢永吉は笑いの対象だったんですよ。演歌にしか見えないロック、ギャグにしか見えないビッグのカリカチュアとしての矢沢永吉。ところがこのドラマを見てリスペクトの感情が沸いてきたんですね。この人はファンのために職業矢沢永吉をやっているのだ、と。ストレートに役を演じるのではなく、矢沢永吉を業として一生演じ続けることを決心した一人の男が矢沢永吉が演じる役を演じることの困難さ…があるはずなのにそれを感じさせない。広く一般大衆に矢沢永吉の凄みを伝えることができたことで、このドラマは十分意味があったと思います。たとえそれがファンにとっては許されない暴挙だったとしても。少なくとも私にとって、矢沢永吉は嘲笑の対象からリスペクトの対象に替わった。私と同じ一見さんは多かったはず。矢沢を国民的ヒーローに押し上げるきっかけの一つとして、十分意味のある作品だったと思う。
フレンズ
感動するとすぐに涙して、飾り気のない人柄とビミョーに見え隠れする名古屋弁がとっても好印象の晴彦さん。
じつは高校までは、けっこうやんちゃだった!!
人生は一度きり!もっと毎日、熱く生きろ!
怠惰に過ごす若者たちには渇が入るかも。
私はもう、いい大人だけれど、自分に対して真っ直ぐでいたい。正直に生きたいと思えた一冊です。晴彦さんのファンになりました。
じつは高校までは、けっこうやんちゃだった!!
人生は一度きり!もっと毎日、熱く生きろ!
怠惰に過ごす若者たちには渇が入るかも。
私はもう、いい大人だけれど、自分に対して真っ直ぐでいたい。正直に生きたいと思えた一冊です。晴彦さんのファンになりました。
回路 デラックス版 [DVD]
物語冒頭から、身近な人が一人ずついなくなる恐怖。(この部分に本作の魅力を感じます。)
その恐怖は、日常に静かに迫り、広がり、そして一挙に拡大した。
いきなりパソコンが勝手にインターネットにつながり、画面に「幽霊に会いたいですか」のメッセージが浮かぶ。
パソコンに映る自分の姿と部屋、モデムの接続音、薄暗くさびしいバス、赤いテープのあかずの間、頭にかぶった黒いビニール袋、
「助けて」の声と「助けて」の文字が一面に書かれた壁、幻ではなく実体を持ち触ることのできる幽霊(歩いてくる途中で、かくっとなる様が怖い)などなど、
象徴的で断片的なモチーフの積み重ねにより描かれる恐怖が効いています。
直前まで話していた知人、友人が、壁の人型の"染み"だったりというカットバックの妙や、
また、ワンカットでの飛び降りシーンは、その自然さにインパクトがあり、それぞれのシーンの描き方がさすがです。
キャストでは、麻生久美子が出ていたこと自体忘れていましたが、麻生、加藤、小雪と、当然ですが、みんなの若い頃を再見できます。
(黒沢監督は、とにかく普通の若者を使いたかったようです。)
その恐怖は、日常に静かに迫り、広がり、そして一挙に拡大した。
いきなりパソコンが勝手にインターネットにつながり、画面に「幽霊に会いたいですか」のメッセージが浮かぶ。
パソコンに映る自分の姿と部屋、モデムの接続音、薄暗くさびしいバス、赤いテープのあかずの間、頭にかぶった黒いビニール袋、
「助けて」の声と「助けて」の文字が一面に書かれた壁、幻ではなく実体を持ち触ることのできる幽霊(歩いてくる途中で、かくっとなる様が怖い)などなど、
象徴的で断片的なモチーフの積み重ねにより描かれる恐怖が効いています。
直前まで話していた知人、友人が、壁の人型の"染み"だったりというカットバックの妙や、
また、ワンカットでの飛び降りシーンは、その自然さにインパクトがあり、それぞれのシーンの描き方がさすがです。
キャストでは、麻生久美子が出ていたこと自体忘れていましたが、麻生、加藤、小雪と、当然ですが、みんなの若い頃を再見できます。
(黒沢監督は、とにかく普通の若者を使いたかったようです。)