或る夜の出来事 [DVD]
1934年制作ですから、もう71年前の作品ですが、全然、古くさくない。名作は時代が変わっても風化しない、腐らない。その典型的作品のひとつでしょう。物語は別にユニークではありません。金持ちのわがまま娘が家出、偶然、バスで乗りあった新聞記者のクラーク・ゲーブルと喧嘩しながらも恋に陥り、結ばれるというもの。とにかく、洒落てます。レビューにもあるスカートをあげて車をヒッチハイクするシーン意外にも面白い、ユーモア感覚に溢れたシーンがたっぷり楽しめます。シンプルなストーリーで何度見ても飽きない。こういうのを名作というのでしょう。私が最初に見たのは70年代と記憶してます。制作後40年くらい経っていました。以降、6~7回見ているでしょう。クラーク・ゲーブルが時代を70年という時間を感じさせないくらい魅力的です。作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優・女優賞の主要5部門とった作品がどれくらいあるか知りませんが、それだけのことはある作品で、フランク・キャプラは戦前を代表する名監督と言えます。若い皆さん、昔の映画もいいですよ。
或る夜の出来事
アカデミー賞主要5部門を独占した傑作で、スクリューボールコメディーの元祖として
名高い。
ストーリーは、家出した富豪の娘が新聞記者と旅をするというもの。
監督は、「スミス都へ行く」や「素晴らしき哉!人生」のフランク・キャプラ。
主演男優である"キングオブハリウッド"クラーク・ゲーブルの演技も絶妙だ。
名高い。
ストーリーは、家出した富豪の娘が新聞記者と旅をするというもの。
監督は、「スミス都へ行く」や「素晴らしき哉!人生」のフランク・キャプラ。
主演男優である"キングオブハリウッド"クラーク・ゲーブルの演技も絶妙だ。
或る夜の出来事 [VHS]
他のレビュアーの方々が、既にこの映画について詳細に書かれているので何も付け加えることがないのですが。
映画の中でいくつもの伝説が生まれた、記念碑的なスクリューボール・コメディーの大クラシックです。
この映画の中のいくつものシーンが、後に作られた映画に、どれだけ影響を与えて模倣されてきた事か?
1.クローデット・コルベールが車をヒッチ・ハイクするために使った女の武器のシーン
2.クラーク・ゲーブルが、「ジェリコの壁」と称して、初めてヒロインと一晩を共にする部屋に施す工夫
3.はねっかえりの家出した資産家令嬢が身分を隠して、一般男性と恋に落ちる展開
4.クラーク・ゲーブルがシャツを脱ぐと、肌着を身につけていなかったシーン
これらがもとになって、幾多の恋愛映画がつくられたことでしょう。
ゲーブルが肌着を身につけていなかったシーンに影響されて、世の男性が肌着を購入しなくなった、売り上げが落ちたという面白い伝説まであります。
脚本も面白く、ゲーブルの「風と共に去りぬの「バトラー」の魅力とは違った面が見られるので、一見の価値はあると思います。
映画の中でいくつもの伝説が生まれた、記念碑的なスクリューボール・コメディーの大クラシックです。
この映画の中のいくつものシーンが、後に作られた映画に、どれだけ影響を与えて模倣されてきた事か?
1.クローデット・コルベールが車をヒッチ・ハイクするために使った女の武器のシーン
2.クラーク・ゲーブルが、「ジェリコの壁」と称して、初めてヒロインと一晩を共にする部屋に施す工夫
3.はねっかえりの家出した資産家令嬢が身分を隠して、一般男性と恋に落ちる展開
4.クラーク・ゲーブルがシャツを脱ぐと、肌着を身につけていなかったシーン
これらがもとになって、幾多の恋愛映画がつくられたことでしょう。
ゲーブルが肌着を身につけていなかったシーンに影響されて、世の男性が肌着を購入しなくなった、売り上げが落ちたという面白い伝説まであります。
脚本も面白く、ゲーブルの「風と共に去りぬの「バトラー」の魅力とは違った面が見られるので、一見の価値はあると思います。
或る夜の出来事【字幕版】 [VHS]
フランク・キャプラが作ったラブ・コメディーの傑作で1934年作。
ストーリーは、大金持ちの一人娘エリー(クローデット・コルベール)は、勝手に婚約を交わしたことに怒った父親によって豪華船に監禁されるが、恋人に逢いたくて泳いで脱走する。
その後、ニューヨーク行きのバスに乗ると、そこには失業中の新聞記者ピーター(クラーク・ゲーブル)も乗っていて、知り合いになる。
娘を探そうとする父親は新聞に彼女の記事を載せ、それを読んだピーターは特ダネをモノにしようと何食わぬ顔で世間知らずのエリーに手を焼きながらも、珍道中を続けていくうちにお互いが愛し合う仲になっていくといった話。
特にヒッチハイクでの、ピーターがいくら親指を立てて合図をしても止まらなかった車が、エリーがスカートのすそをまくって脚を見せると、たちまち車は急ブレーキして止まるシーンには笑わせられた。
またこの映画は、「ローマの休日」の元ネタになっている気がしたし、ラストシーンは「卒業」を思い起こさせる。
それは一例として、この作品は後の映画への影響度が高いのではなかろうか。
二転三転するストーリーの面白さと全編にちりばめられたユーモアとロマンティックな雰囲気、そして可愛くて美しいコルベールに二枚目のゲーブル、それらが見事にマッチした素晴らしいコメディ映画で、今見てもこの面白さは全く色褪せていないと思う。
ストーリーは、大金持ちの一人娘エリー(クローデット・コルベール)は、勝手に婚約を交わしたことに怒った父親によって豪華船に監禁されるが、恋人に逢いたくて泳いで脱走する。
その後、ニューヨーク行きのバスに乗ると、そこには失業中の新聞記者ピーター(クラーク・ゲーブル)も乗っていて、知り合いになる。
娘を探そうとする父親は新聞に彼女の記事を載せ、それを読んだピーターは特ダネをモノにしようと何食わぬ顔で世間知らずのエリーに手を焼きながらも、珍道中を続けていくうちにお互いが愛し合う仲になっていくといった話。
特にヒッチハイクでの、ピーターがいくら親指を立てて合図をしても止まらなかった車が、エリーがスカートのすそをまくって脚を見せると、たちまち車は急ブレーキして止まるシーンには笑わせられた。
またこの映画は、「ローマの休日」の元ネタになっている気がしたし、ラストシーンは「卒業」を思い起こさせる。
それは一例として、この作品は後の映画への影響度が高いのではなかろうか。
二転三転するストーリーの面白さと全編にちりばめられたユーモアとロマンティックな雰囲気、そして可愛くて美しいコルベールに二枚目のゲーブル、それらが見事にマッチした素晴らしいコメディ映画で、今見てもこの面白さは全く色褪せていないと思う。