大原麗子 炎のように
本書は、ある偶然で晩年の大原麗子と約2ヶ月間の時間を共有することになった前田忠明氏が、彼女から直接聞いた話、そして彼女の死後、彼女の弟さんである大原政光氏から直接聞いた話を基にしてまとめた、彼女の追悼本である。彼女しか知り得ない事実のほんの一部は彼女の話から、身内にしか知り得ない数多くの事実は政光氏の話から、そして身内にすら知り得なかった事実は彼女の近くにいた様々な人達の証言から、それぞれ明らかにされた。その結果、彼女が持っていた幾つもの謎を解き明かす役割を本書は果たすことになった。当然、我々一般人には大変興味深い話が多いので、短時間で一気に読んでしまったが、辛く悲しいエピソードを読んでも、不思議なことに涙はそれ程出なかった。彼女は孤高で孤独な人だという認識が元々あったからだろうか。とにかく、彼女のことをもっと知りたいと思う人には、一読の価値があると思う。
松竹 寅さんシリーズ 男はつらいよ 寅次郎真実一路 [DVD]
男はつらいよ、寅さんシリーズ49作品で、何故か一番安かったので、購入、観賞しました。
もちろん、一番面白くないから一番安い訳ではない。と思います。
というか、一番面白くない作品って、ないような気がしますが。
いやまあ、何かを基準に順位をつければ、最下位ってのは必ず存在するはずですが。
そんな話はさておき、第1作に続いて観た作品がこの第34作なので、とらや周辺の面々の充実振りが楽しかったです。
おいちゃん・おばちゃん・さくら・タコ社長に次いで、博もかなりの存在感と発言権を得ているし、満男もまだ子どもながらに大人の話に首を突っ込んできたりする。
更にタコ社長の娘・あけみ。人妻ながらも寅さんのファンで良き理解者。ことある毎にとらやに来るが、寅さんを構いたいのか構って欲しいのか。
御前様や源公も、それなりの出番があり、テキヤ仲間のポンシュウも、ラストに登場し、明るい気分で作品を締めている。
今回のマドンナは、大原麗子。なんと人妻である。
寅さんの恋は、叶わないのが定めだが、人妻じゃあはなからダメ。でも惚れちゃうのはしょうがない。
エリートサラリーマン、証券会社課長の夫が蒸発してしまったとき、寅が言う。
何でもするよ。北海道へ行けって言ったらこの足で行っちゃう。
実際、課長を探しに長崎まで行っちゃう。その行動力に、オイラは嫉妬する。
オイラはサラリーマンだから、課長の気持ちがよくわかる。
失踪中、泊まった旅館の宿帳に、『車寅次郎』と書いていた。
彼は寅さんになりたかったのだろう。オイラもなりたい。
でも、サラリーマンでも、寅さんにはなれるんだよ。
寅さんは、職業ではなくて、生き方だから。
課長はそれに気付いて戻って来た。オイラはそう思った。
もちろん、一番面白くないから一番安い訳ではない。と思います。
というか、一番面白くない作品って、ないような気がしますが。
いやまあ、何かを基準に順位をつければ、最下位ってのは必ず存在するはずですが。
そんな話はさておき、第1作に続いて観た作品がこの第34作なので、とらや周辺の面々の充実振りが楽しかったです。
おいちゃん・おばちゃん・さくら・タコ社長に次いで、博もかなりの存在感と発言権を得ているし、満男もまだ子どもながらに大人の話に首を突っ込んできたりする。
更にタコ社長の娘・あけみ。人妻ながらも寅さんのファンで良き理解者。ことある毎にとらやに来るが、寅さんを構いたいのか構って欲しいのか。
御前様や源公も、それなりの出番があり、テキヤ仲間のポンシュウも、ラストに登場し、明るい気分で作品を締めている。
今回のマドンナは、大原麗子。なんと人妻である。
寅さんの恋は、叶わないのが定めだが、人妻じゃあはなからダメ。でも惚れちゃうのはしょうがない。
エリートサラリーマン、証券会社課長の夫が蒸発してしまったとき、寅が言う。
何でもするよ。北海道へ行けって言ったらこの足で行っちゃう。
実際、課長を探しに長崎まで行っちゃう。その行動力に、オイラは嫉妬する。
オイラはサラリーマンだから、課長の気持ちがよくわかる。
失踪中、泊まった旅館の宿帳に、『車寅次郎』と書いていた。
彼は寅さんになりたかったのだろう。オイラもなりたい。
でも、サラリーマンでも、寅さんにはなれるんだよ。
寅さんは、職業ではなくて、生き方だから。
課長はそれに気付いて戻って来た。オイラはそう思った。
男はつらいよ マドンナコレクション 大原麗子コレクション [VHS]
マドンナ役の大原麗子さんは、お嬢さん役がよく似合います。
寅屋に就職するバツイチ女性なのですが、どこか下町の人とチグハグな雰囲気。
しかし、清楚で女性らしい人柄で、気になる存在。
寅さんもその魅力に、いつものようにフラフラと思いを募らせていく姿が滑稽で哀しいものがあるのですが、持ち前の明るさで跳ね飛ばしていきます。
泉ピン子さんも登場し、華やぐ寅屋一家。
寅屋に就職するバツイチ女性なのですが、どこか下町の人とチグハグな雰囲気。
しかし、清楚で女性らしい人柄で、気になる存在。
寅さんもその魅力に、いつものようにフラフラと思いを募らせていく姿が滑稽で哀しいものがあるのですが、持ち前の明るさで跳ね飛ばしていきます。
泉ピン子さんも登場し、華やぐ寅屋一家。
セカンドラブ [DVD]
大原麗子と小林薫演じる再婚夫婦が仕事や過去の恋愛のよる亀裂を乗り越えていく姿を描いた作品。大原麗子の家で唐突に死体が登場したりするが、ミステリー風味では全くなく、かなり地味な印象の展開。それなりにまとまっているが、平凡な印象。大原麗子のファン以外にはあまり見ても楽しめる要素はないだろう。