フォーレ:室内楽全集(1)
フォーレの10曲ある室内楽はブラームスの室内楽群と並ぶ近代ヨーロッ
パの生んだ最高の室内楽の成果ではないかと思います。その純粋さにおい
てはブラームスをも凌駕するのではないでしょうか。
ピアノ5重奏の2番を最高傑作とする“残月”さんの意見に対し異論は無
く、まさに出だしのヴィオラの旋律は稀代の名旋律で、それが力強いコー
ダへと収斂していく過程は素晴らしいと思います。また3楽章の深さとそ
の終わりの部分は美しい。
またピアノ5重奏の1番や初期の初々しいピアノ4重奏1番も名品です
が、最近中期の4重奏の2番を聴く機会が最近多くなっています。情熱的
に始まる1楽章、それが歌が次から次へと歌い継がれていくその後半部、
そして夕べの鐘を思わせる出だしに始まり、静かに歌い継がれる緩徐楽
章。
ヴィア・ノバ四重奏団とジャン・ユボーのこの演奏は30年以上前にレコード
が出て以来の愛聴盤でした。CD時代になってもずっと生き残っていること
は、この演奏がすぐれたものであることの証でしょう。
パの生んだ最高の室内楽の成果ではないかと思います。その純粋さにおい
てはブラームスをも凌駕するのではないでしょうか。
ピアノ5重奏の2番を最高傑作とする“残月”さんの意見に対し異論は無
く、まさに出だしのヴィオラの旋律は稀代の名旋律で、それが力強いコー
ダへと収斂していく過程は素晴らしいと思います。また3楽章の深さとそ
の終わりの部分は美しい。
またピアノ5重奏の1番や初期の初々しいピアノ4重奏1番も名品です
が、最近中期の4重奏の2番を聴く機会が最近多くなっています。情熱的
に始まる1楽章、それが歌が次から次へと歌い継がれていくその後半部、
そして夕べの鐘を思わせる出だしに始まり、静かに歌い継がれる緩徐楽
章。
ヴィア・ノバ四重奏団とジャン・ユボーのこの演奏は30年以上前にレコード
が出て以来の愛聴盤でした。CD時代になってもずっと生き残っていること
は、この演奏がすぐれたものであることの証でしょう。