主人公（小林聡美）が母の死をきっかけに、残された食堂を自分なりにやってみるというお話です。
メニューはパンとスープだけという、とてもシンプルで小さなお店なのですが、人と人とのふれあい
の温かさ、そして主人公と周りの人々の肩の力を抜いた自然な生き方がほのぼのとした日常を通して
語られていきます。登場するどこにでもいそうな人々が、何気ない些細な出来事を１つ１つ大切に
生きていく姿に共感が持て、日々の疲れた心を癒してくれます。
「かもめ食堂」と同じ群ようこさんの原作ですが、東京が舞台（ロケ地）ということもあり、もっと
身近に感じる事ができました。原作は未読ですが、ドラマでは猫のくだりが若干アレンジされている
気がします。もう少し踏み込んだ描写があっても良かった気もします。
「かもめ食堂」は勿論のこと、「めがね」とか「すいか」が好きな方にお勧めします。

他の評価を読むと、購入を躊躇します。しかし、実際は買ってよかったです。中古で、すでに安いですから、買って損なし。内容はダイジェスト。かなり実用性高いです。私はしばらく愛用できそうです。

生態について深く掘り下げられており、
資料が少ないナメクジを知るための貴重な資料となり得る一冊であります。

筆者自ら実際に行った実験の過程や結果が具に書かれ、
科学的に筆者の視点で文章が綴られており、
非常にわかりやすく読みやすい一冊になっています。

しかしながら内容の重点は防除法に置かれており、
農業本の色合いがひじょうに強くなってしまっており、
ナメクジ本ではあるが、動物としてのナメクジに興味がある方にとっては、
その期待のすべてに答えることはできないでしょう。
また、オールモノクロでこの価格は高めに感じてしまいます。

ナメクジは好きだが、ナメクジの害に悩んでいる、
そんな矛盾した人には最適の一冊ではあります。