In Praise of Learning
女の人の声が怖いです。
曲の展開がかなりエキセントリック。
ふとポップなメロディーが出て来て
何考えているかわからない。
だけど確実に多数のアーティストに衝撃と
影響を与えたアルバムだと思います。
曲の展開がかなりエキセントリック。
ふとポップなメロディーが出て来て
何考えているかわからない。
だけど確実に多数のアーティストに衝撃と
影響を与えたアルバムだと思います。
Leg End
いやはや、利き所満載の満艦全飾なアルバム、ではある。おそらく、本物志向のクラシック・ブルース・ファンはヘンリー・カウのよさはわかるまい。本物はシンプル、とされているからだ。いや、知人でどちらも興味があるというへヴィ・メタ・ギタリストを知っているが、構造がスキゾであるだけに、全体を把握しているだけなのかもしれない。ところで、私はブルースの良さがあまりわからない。黒人音楽、なかんずくアフリカ音楽ならわかる。ラテン音楽もわかる。だがアメリカ黒人音楽は第三世界の音楽ではない。卑しくも国民音楽だ。まあ趣味の話になるけど私は周縁の音楽が好きなのだ。特に最近はアメリカン・フォークのアンソロジーを買ったりして、もうアメリカ音楽と手を切ろうかと思ってる。影響が知られているザッパの影は無いと思う。
付加価値、と言うのは現代社会特有の商品のあり方だ。sf小説の成熟は発明と言う20世紀的な社会にピリオドを売ったし、本質がいつも変わらないとすれば、くくり方を変えるか何かを付け足すしかない。ヘンリー・カウの音楽はそういう意味で20世紀的な音楽史には載らないかもしれないが、付加価値的な音楽の記念碑的なアルバムとしてリストアップされるべきである。
何も変わらない世の中では、特記されるもろもろのことが、いたって普通だったりするものだが、それを平和と言う名で呼ぶとするのなら、彼らこそ平和を希求するバンドとよぶべきであり、体制が戦争を用意するものなら、彼らこそ反体制の名にふさわしいバンドである。
付加価値、と言うのは現代社会特有の商品のあり方だ。sf小説の成熟は発明と言う20世紀的な社会にピリオドを売ったし、本質がいつも変わらないとすれば、くくり方を変えるか何かを付け足すしかない。ヘンリー・カウの音楽はそういう意味で20世紀的な音楽史には載らないかもしれないが、付加価値的な音楽の記念碑的なアルバムとしてリストアップされるべきである。
何も変わらない世の中では、特記されるもろもろのことが、いたって普通だったりするものだが、それを平和と言う名で呼ぶとするのなら、彼らこそ平和を希求するバンドとよぶべきであり、体制が戦争を用意するものなら、彼らこそ反体制の名にふさわしいバンドである。
Unrest
わたしをアバンギャルドに連れて行ってくれた「先生」のようなアルバム。リンゼイ・クーパー(バスーン、オーボエ)が加入して起こったメンバー間の科学変化を記録したドキュメントとも言えます。Unrestは、ヘンリー・カウがこの後、ヨーロッパ全域に拡大させるポピュラー音楽革命の前提となる基本認識と言えます。が、本当は4曲しかできていなかったにも関わらずスタジオ入りせずにいられなかった不安も表しているのかもしれません。リンゼイにいたっては、虫歯を抜いて出血しながら録音にのぞんだ、ということなので。
5曲め以降がインプロビゼーションになります。意図したことではなく、本当に曲ができなかったかららしいです。テープ操作やエフェクト処理も含めて何でもトライしている感じです。何曲かはオーバーダブも施していません。フレッド・フリスにいたっては、ギターと弦を担当しているので大忙しだったでしょう。好きな曲は「Deluge」で、曲の進行につれどんどん暗くなっていきます。
中では、「Ruins」の出来が傑出しています。リンゼイの加入がグループに欠かせないものだったことがわかります。大団円でメンバーのアンサンブルになります。その瞬間の感動は並み大抵のものでありません。好きですね、こういうの。クリス・カトラーのドラミングは特にクセになりますね。
5曲め以降がインプロビゼーションになります。意図したことではなく、本当に曲ができなかったかららしいです。テープ操作やエフェクト処理も含めて何でもトライしている感じです。何曲かはオーバーダブも施していません。フレッド・フリスにいたっては、ギターと弦を担当しているので大忙しだったでしょう。好きな曲は「Deluge」で、曲の進行につれどんどん暗くなっていきます。
中では、「Ruins」の出来が傑出しています。リンゼイの加入がグループに欠かせないものだったことがわかります。大団円でメンバーのアンサンブルになります。その瞬間の感動は並み大抵のものでありません。好きですね、こういうの。クリス・カトラーのドラミングは特にクセになりますね。