木曜日のフルット 4 (少年チャンピオン・コミックス)
1年以上ぶりの新刊ですが待った甲斐のある安心のクオリティ。オーソドックスなコメディから不条理、勘違いギャクやらブラックジョークまで多種多様な笑いを用いつつ、2ページで起承転結つけてきちんと落として、ほのぼのと癒されもするという珠玉の短編76本。さらっと描いているようでしっかりシナリオが練られているのでテンポよく楽しめるのです。「毛皮のコートの巻」なんてやってる事はかなり滅茶苦茶なんだけど、なんだか良い話みたいになっていて。欄外の小ネタも相変わらず楽しい。刊行ペースは遅いですが、長く付き合っていける漫画です。