１巻のページと内容紹介が変わらないのも笑いどころなのかもしれない「あか☆ぷろ! ! ! ~明るい三姉妹プロジェクト~」第２巻。最終巻です。

　今巻も、むしろ変化は敵だと言わんばかりに３姉妹の日常生活という基本コンセプトを守った作りになっており、９割方３姉妹のやりとりという前巻のレビューそのままの内容です。
　強いて変化を挙げるとするならば、ある意味変人な両親が帰宅する話があったり、バレンタインで次女の家外での立ち位置が判明するバレンタイン話があったりしたことですが、その他は本当に３姉妹だけの話となっており、前巻から何も足さず何も引かない話が読みたいという方にとっては満足この上ない１冊になっていました。

　少しググってみたところ、同プロジェクトのウェブラジオでは今作の４〜５年後という設定のラジオドラマをやっているそうで、この作品もそれに則った新たな展開があるのでしょうか？

5巻完結です。
この手のオリジナルのコミックスでは長いほうでしょうか。

相変わらず色々な部活が出てくるも、カルタと会長の色恋話をメインに進みました。
互いに恋愛に奥手ながら、ヤキモキしている描写にかなり尺を取っており、「甘酸っぱい青春」に力を入れてるなぁという感じでした。

その反面、2人がくっついたらそれでお終いというのは何とも寂しい。
数多出てきた部活動も、もうちょっと物語の主軸と絡めても良かったんじゃないかなぁと。
有り体な例を挙げれば、最終回で今まで登場した部活の部員が総登場で祝福してくれるとか、「私はこの学校が大好きです〜」的な感じで締めるとか、何かなかったのかと。

元々作者の絵柄とキャラのノリが好きで、その辺りを期待している方は終始安定していたので満足出来ると思います。

3人の姉妹の日常漫画です。
絵が好きなら買いかもしれません。
しいていえば、８Pの月連載なので
次の巻の発売は1年後かなぁ…って感じです