タイトルはこの本を一読して得た最初の印象です。「政府は責任を取ることはないだろう」というのは賛同できます。しかし、適正のない職に無理して正社員になってもほどなく解雇され著者の主張する「正社員の特典」がどれだけの価値があるのか？と言う疑問があります。そもそも中小企業の正社員はそれほどの庇護を受けていないのではないかと思います。筆者は正社員に対する重度のコンプレックスが有るのではないかといわざるを得ません。

良問揃いのミクロ経済学の演習書である。

前半の価格理論はスタンダードな問題が多く、丁寧に解けば価格理論の知識が確実に深まる。
武隈慎一教授のミクロ演習書と比べてボリュームはやや少ないが、解法にラグランジュをしっかりと使っており、こちらの方が解説は優れていると思う。大学院や国一を受験する人で、演習量に不安のある人は両方解けばかなりの問題数がこなせる。

本書の最大の利点はゲームと情報の経済学の問題が充実していることである。この分野はあまり良い日本語の演習書がないため重宝すると思う。ゲーム理論は繰り返しゲームや交互提案ゲーム等のスタンダードな出題が多いが、皆重要問題であるためわかるまで繰り返し解くと良いと思う。解説はとても丁寧であり、また少し進んだ内容も触れられていて面白い。
クールノーゲーム等はミクロ経済学の演習書なら大体載っているが、本書のようにゲーム理論のナッシュ均衡の視点から捉えているのは意外と少ない気がする。オークションやモラルハザードを扱った演習書もあまりないと思う。
とにかくわかるまで繰り返し解けば、学部のミクロ経済学の基礎は完全にできると思います。

出品販売元から詳しく商品情報がメールされ安心でした。
届いた商品も思ったより日焼けも気にならなかったです。
見て購入するわけじゃ無いので不安でしたが今回みたいに商品情報をメールして貰えると助かります。