これもまた、ちょっと平凡ですね、うーん。アニメそれぞれに対して｢1曲しか｣収めてないというのも少し物足りないというか、しかも｢12｣が｢うる星やつら(昭和56年10月〜昭和61年3月)｣のイメージソングだという以外は、全部｢OP主題歌ばかり｣…ですね。他のシリーズで登場していた曲を挙げてみると、以下のようになります。

a.｢輝け！週刊少年アニメ王･増刊号｣→｢11｣のみ
b.｢世界名作劇場･主題歌ベストアルバム・ピーターパンの冒険〜トム・ソーヤの冒険｣→｢5･6･7･13･14･16｣の6曲
c.｢日本アニメーションの世界｣シリーズ→｢3・9・15｣の3曲
d.｢アニメ歌年鑑｣シリーズ→｢1・2・5・6・7・13・14・16｣の8曲

そうなると、貴重なのは｢4:子鹿物語(昭和58年11月〜昭和60年1月)｣｢8:のどか森の動物大作戦(昭和55年2月)｣｢10:チックンタックン(昭和59年4〜9月)｣のOP3本ですか。うーん…。｢アニメ歌年鑑｣｢日本アニメーションの世界｣各シリーズを全部買うとかなり高価なので、そこも考えて｢星4個｣にしました^^;。

題で取り上げたのは、｢日本アニメーションの世界｣シリーズにも収録された｢3(昭和58年10月〜昭和59年3月)･15(昭和59年7〜12月)｣ですけど、この2曲ともTARAKOさんの歌なのですよ(｢3｣の時は主演声優も兼ねました)。……この人のこと、主演声優も兼ねたアニメ｢まじかる・タルるートくん(平成2年9月〜平成3年5月)｣の関連曲をキッカケに｢歌手デビューした｣と誤解していませんでしたか^^;？？ちょうどその同じ年に｢ちびまる子ちゃん(第1期、平成2年1月〜平成4年9月)｣も始まって、一気に人気を高めていたのですし、その誤解も無理は無いでしょうけど。まあ、この2曲を聴けばその誤解も解けると思います。

今ではもう滅多に歌われない石田彰さんがなんと３曲も！このCDの中で歌われています。
ディスク２「僕のPower！」は石田さんが演じているサッカー少年・光一君の純真無垢な恋心を、まっすぐな少年の声でとても可愛らしく表現されています。「教科書の陰で、君がついたため息がひとつ　ひろげたノートには涙ひとつぶ　悲しいことはボールと一緒に僕が遠くへ蹴飛ばしてやる！」サビにかけての歌詞の一部がこんな感じです。
ディスク３｢ハロー,ブーリンゴ・ストーンズ！｣ではバックコーラス的にいろんな共演者の方ととっても楽しそうにハモられていますよ★同じくディスク３「ぶーりんオーレ！」は本当に可愛すぎます！今までに石田さんの歌は、ほぼどれも聴き尽したのですが、声から表現までどこをとっても、あんなにキュートな歌い方をされている石田さんの歌を私は他に聴いたことがありません！「レッツシュートッ！」「レッツゴォー！」「オーレィッ！」など爽やかな掛け声が沢山あるところも聴きどころですね。この一曲のためだけでもファンなら買う価値ありだと思います。
ちなみに今も第一線で活躍されている、いろんな声優の方々の歌声が聴けるのもこのCDの魅力で(松本梨香さん・TARAKOさん・横山智佐さんなど)懐かしいアニメ主題歌も含めつつ、いろんな楽しみ方が出来るCDです。これはおススメ！