舞踏会の手帖 [DVD]
ふとしたことから俳優ルイ・ジューヴェを知り、彼の出演作を是非観たいと思って手にしたのが本作品です。
中年の未亡人が、16歳という若さの絶頂にあった時に舞踏会で共に踊った男たちを、当時の手帖を頼りに訪ね歩くという筋立て。要は、記念写真やアルバムを開いて「あの人、今頃どうしてるかな」と想う、誰もが経験するあの感覚を具現化したストーリーです。弁護士志望だった男は、怪しげなナイトクラブ経営者となり、今でも耳に残る甘い恋を囁いた男は、どこにでもいる美容師。。 「美しい過去」と「無情な現実」の対比を、決して重くすることなく程良いテンポで描いています。上述のジューヴェを始めとする個性豊かな役者陣がそれぞれに存在感溢れる演技と語り口を披露し、ハリウッドの大作映画を観て育った私でも(だからこそ逆に、というべきか)、十分に楽しむことができました。
「戦前のフランス映画」と聞くとお堅いイメージが湧くかもしれませんが、決してそんなことはありません。むしろ、観賞後にはほんの少し気持ちが軽くなる、そんな一服の清涼剤的な作品です。
中年の未亡人が、16歳という若さの絶頂にあった時に舞踏会で共に踊った男たちを、当時の手帖を頼りに訪ね歩くという筋立て。要は、記念写真やアルバムを開いて「あの人、今頃どうしてるかな」と想う、誰もが経験するあの感覚を具現化したストーリーです。弁護士志望だった男は、怪しげなナイトクラブ経営者となり、今でも耳に残る甘い恋を囁いた男は、どこにでもいる美容師。。 「美しい過去」と「無情な現実」の対比を、決して重くすることなく程良いテンポで描いています。上述のジューヴェを始めとする個性豊かな役者陣がそれぞれに存在感溢れる演技と語り口を披露し、ハリウッドの大作映画を観て育った私でも(だからこそ逆に、というべきか)、十分に楽しむことができました。
「戦前のフランス映画」と聞くとお堅いイメージが湧くかもしれませんが、決してそんなことはありません。むしろ、観賞後にはほんの少し気持ちが軽くなる、そんな一服の清涼剤的な作品です。
歌え!ジャニス★ジョプリンのように~ジャニス&ジョン~ [DVD]
最後の元夫で監督がサミュエル・ベンシェトリ、最初の夫・フランソワ・クリュゼ。最初の夫と最後の夫と父親のジャン=ルイ・トランティニャン共演、マリー、41歳の遺作となってしまった作品ということで、主演の主婦役・マリー・トランティニャン(ブリジット)作品を初めて観ました。出だし、夫パブロ(セルジ・ロペス)の語りがフレンチないい感じでした。中だるみな筋書きにチョイ乗り切れずでしたが、ギターケースの中のお金がほとんどなくなって、たくらみがオジャンになった後のマリーのシャウトは、一見の価値ありです。「ぼくの大切なともだち」も良かったですが、「ほんとうの友情と愛」は「日々之口実」では入手困難・・大胆に繊細に家族に愛と長生きを!「薬物乱用駄目絶対」「暴力不条理駄目追放」です。