一般的に、具島直子というと１ｓｔを挙げる方が多いと思いますが、個人的は３ｒｄの本作がベスト。
前２作〜引き継がれる、楽曲、歌、のクオリティの高さ、約５０分未満という絶妙なトータル時間や果ては相当に練りこまれたアルバム構成はそのままに、本作はシンセサイザーのシンフォニックな音やサックス系の音の導入が成されており、王道としてのAORにとどまらず、JAZZ、ROCK的なアプローチもあり全体的にややゴージャスかつエッジィな印象です。
　各曲が全て独自の雰囲気を醸し出しており、洗練、アーバンといった言葉が似合いますが、決して彼方の世界を描くのではなく、限りなく現実的で、その映し出されるイメージは簡単に言うと非常に「東京的」であり、なじみある感覚ですっと耳に入ってきます。
　無論に全曲素晴らしいですが、個人的はハイライトは１（８）、２、そしてタイトル曲の１０は圧巻の一言で、是非聴いていただきたいです。
　しかしながら１０年も前に日本の音楽シーンでこの域に達していて、かつ追従を許さない具島さんのセンスは驚愕に値いします。

90年代当時シングルカットされていたCandyを歌っているのが具島直子とつきとめいそいで買いました。洗練されたサウンドでした。
最近になってLove songとか聴きたく、このベスト盤を購入しました。エンジェルボイスも心地よいですが、クリエーターとしての彼女もクオリティが高いです。彼女の歌を聴いていると、その歌詞とサウンドから夏の海や12月の美しい街の情景が浮かんできます。曲としては9月の海、12月の街あたりがいいです。アルバム全体を通して聴いていると心が癒されてきます。ドライブなどクルマの中で聴いていると心が安定して安全運転になります。ライブを見ましたがとてもいいライブでした。今度あったら是非行きたいです。とにかくお勧めのアルバムです。是非聴いてみてください。