Somewhere Under -Deluxe-
オリジナルLPとしては2008年「Saturday Nights & Sunday Mornings」以来となる6作目。
その前作では、あくまでもCounting Crowsとしては、だが・・・、いかにもオルタナ好きが喜びそうな、チャートに蔓延するハード&オルタナアルバムでがっかりしたのだが、本作では彼等らしいアメリカーナアルバムに振れている。
まるで生き物のように聞き手に迫る各曲のメロディ、Adamによる説得力ある震えるように言葉を置く、語り・・・。
カントリーソングもあれば、疾走感あるロックも有るが、ファーストの・・・それこそ「Round Here」「Mr.Jones」といった名曲の陰がふと過る、シンプルなナンバーの出来が素晴らしい。
特に「God of Ocean Tides」やラストナンバー「Possibility Days」なんかはAdamにしか表現できない、胸にしみる名バラードで個人的にはお気に入りの曲。
オープニングナンバーのような8分にも及ぶシリアスでドラマティックな抑揚ある進行も素晴らしいし。
さすがに1st、2ndのような、鬼気迫る、タイトで緊張感ある・・・、張りつめた様な、特殊な緊張感は薄れつつあるかもしれないが、これこそCounting Crows流アメリカンバラッドロックアルバムと言えるのではないだろうか・・・。
前作からは格段に良くなった素晴らしい作品。
その前作では、あくまでもCounting Crowsとしては、だが・・・、いかにもオルタナ好きが喜びそうな、チャートに蔓延するハード&オルタナアルバムでがっかりしたのだが、本作では彼等らしいアメリカーナアルバムに振れている。
まるで生き物のように聞き手に迫る各曲のメロディ、Adamによる説得力ある震えるように言葉を置く、語り・・・。
カントリーソングもあれば、疾走感あるロックも有るが、ファーストの・・・それこそ「Round Here」「Mr.Jones」といった名曲の陰がふと過る、シンプルなナンバーの出来が素晴らしい。
特に「God of Ocean Tides」やラストナンバー「Possibility Days」なんかはAdamにしか表現できない、胸にしみる名バラードで個人的にはお気に入りの曲。
オープニングナンバーのような8分にも及ぶシリアスでドラマティックな抑揚ある進行も素晴らしいし。
さすがに1st、2ndのような、鬼気迫る、タイトで緊張感ある・・・、張りつめた様な、特殊な緊張感は薄れつつあるかもしれないが、これこそCounting Crows流アメリカンバラッドロックアルバムと言えるのではないだろうか・・・。
前作からは格段に良くなった素晴らしい作品。
Underwater Sunshine (Or What We Did on O
Counting Crowsの新作は、直球勝負のアメリカン・ロックでとても気分良く聴くことができた。ギター・サウンドが中心で、時折ピアノが入る程度だが、またそれが効果的でアルバム全体を引き締めている。
なかでもアダムのヴォーカルは素晴らしく、とくに#.6「Like Teenage Gravity」 でその魅力は如何なく発揮されている。情感あふれる歌声は、数多いロック・ヴォーカリストの中でも間違いなくトップクラスであろう。
Facesの「Ooh La La」もカヴァーされているが、こちらも懐かしく楽しめた。
楽器本来の音とシンプルな楽曲、それに力あるヴォーカルが、下手な小細工などせずストレートなロックで、Counting Crows流カヴァー作品は聴かせてくれる嬉しい作品です。
なかでもアダムのヴォーカルは素晴らしく、とくに#.6「Like Teenage Gravity」 でその魅力は如何なく発揮されている。情感あふれる歌声は、数多いロック・ヴォーカリストの中でも間違いなくトップクラスであろう。
Facesの「Ooh La La」もカヴァーされているが、こちらも懐かしく楽しめた。
楽器本来の音とシンプルな楽曲、それに力あるヴォーカルが、下手な小細工などせずストレートなロックで、Counting Crows流カヴァー作品は聴かせてくれる嬉しい作品です。
August & Everything After [DVD] [Import]
カウンティング・クロウズ初のライブ映像は、素晴らしいデビュー作「August & Everything After」を全曲再演するスペシャルライブ(2007年)。
個人的にはデビュー作からライブ盤含めた全ての作品を所有する大ファン。現代アメロクシーン最高のボーカリストと勝手に思っているA・ダリッツのソウルフルなボーカルを全面に押し出した、屈指のライブバンドのイメージを持ってはいたが、そうは言ってもライブを体験したこともなく音だけの想像だったので、動く彼らを純粋に見てみたいと思い購入。で、思い描いていた「屈指のライブバンド」って言葉から抱くイメージとはちょっと違ったんだよね。
いやね、「ライブだとダメじゃん!」とかってことではないんですよ。ただね、「飾らない」とか「自然体」といった形容とも違う、まぁとにかく地味なんですよ(笑)。演出なんかもちろんなんもないし、客席を煽るわけでもない、バンドのグルーブで引っ張るわけでもなし、ただただA・ダリッツの吸引力のあるボーカルの凄さと過不足のない演奏「だけ」なんですよ。意外と言えば意外だし、思った通りといえば思った通りでもあるわけなんだが、本当にそれだけだったんですよ。
「August & Everything After」って、彼らの最高傑作のみならず、90年代アメロクシーンを代表するマスターピースとして揺ぎ無い評価を獲得しているわけなんだが、佇まいはとにかく地味だし、決して明るくノリのいい作品ではないよね(その分深いンだけどね)。そんなアルバムをただただ愚直に再演しているだけで、観客を沸かせつつ深い余韻を与えることができるって、この実力は本当にやばい。映像を見ていて思ったのは、ボーカルの吸引力はある意味予想通りなんだが、バンジョー・マンドリン・ペダルスティールといった泥臭い楽器を駆使しつつ、ボーカルに寄り添うように紡いでいく演奏力、これも“肝”なんだよね。A・ダリッツのワンマンバンドだと思っていたが、やはり彼らはライブ“バンド”、そのことを再認識できた80分弱の至福のパフォーマンス、素晴らしい!
個人的にはデビュー作からライブ盤含めた全ての作品を所有する大ファン。現代アメロクシーン最高のボーカリストと勝手に思っているA・ダリッツのソウルフルなボーカルを全面に押し出した、屈指のライブバンドのイメージを持ってはいたが、そうは言ってもライブを体験したこともなく音だけの想像だったので、動く彼らを純粋に見てみたいと思い購入。で、思い描いていた「屈指のライブバンド」って言葉から抱くイメージとはちょっと違ったんだよね。
いやね、「ライブだとダメじゃん!」とかってことではないんですよ。ただね、「飾らない」とか「自然体」といった形容とも違う、まぁとにかく地味なんですよ(笑)。演出なんかもちろんなんもないし、客席を煽るわけでもない、バンドのグルーブで引っ張るわけでもなし、ただただA・ダリッツの吸引力のあるボーカルの凄さと過不足のない演奏「だけ」なんですよ。意外と言えば意外だし、思った通りといえば思った通りでもあるわけなんだが、本当にそれだけだったんですよ。
「August & Everything After」って、彼らの最高傑作のみならず、90年代アメロクシーンを代表するマスターピースとして揺ぎ無い評価を獲得しているわけなんだが、佇まいはとにかく地味だし、決して明るくノリのいい作品ではないよね(その分深いンだけどね)。そんなアルバムをただただ愚直に再演しているだけで、観客を沸かせつつ深い余韻を与えることができるって、この実力は本当にやばい。映像を見ていて思ったのは、ボーカルの吸引力はある意味予想通りなんだが、バンジョー・マンドリン・ペダルスティールといった泥臭い楽器を駆使しつつ、ボーカルに寄り添うように紡いでいく演奏力、これも“肝”なんだよね。A・ダリッツのワンマンバンドだと思っていたが、やはり彼らはライブ“バンド”、そのことを再認識できた80分弱の至福のパフォーマンス、素晴らしい!