
NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第壱集 [DVD]
最終話のラストシーンが薩摩にいた頃の回想シーン。まだ若い篤姫がこちらに笑顔を投げかけて‥「完」。‥ドラマを見て涙を流すことなんて、ここ数年滅多になかったことだが、ラストシーンを見たあと涙が止まらなかった‥。実家から江戸城を攻められ様としていた時でさえ、「私はもう徳川の女‥ここで徳川の土となる」と気丈に振る舞っていたものの、故郷への想いは終生心に残っていたと思う。ラストシーンを見た時に「もう一度、ここに戻って来たかっただろうな‥」と篤姫の抑えていたであろう故郷への想いに、深く心を揺さぶられてしまった‥。当時の薩摩の女性は「男に尽くすことに生きがいを感じ、そのすべてを捧げるもの‥」とテレビで言っていたが、口で言うのは容易いだろうが、それを全うすることがどれほど困難で険しい道のりなのか?‥この篤姫の生き様を見るにつれ、本当に感銘を受けた!篤姫については最近では諸説紛々としており、家定を殺めただの、勝海舟の愛人だっただの言われているが、もう真実は闇の中であるが故に篤姫はドラマと同じように「徳川に尽くし、徳川の土となった」時代の波に翻弄されるも、自らの信念に基づき生きた「強く優しき薩摩の女」と思いたい。 主演の「宮崎あおい」は素晴らしかった。篤姫の一途な信念や「強さ」、「弱さ」、そして「優しさ」まで巧みに演じる柔軟性には舌を巻くばかりだ!相変わらず彼女の「目」の、多彩な表情を描き出す演技にも驚くばかり‥。他のキャストも万全だが、ことに家定の「堺雅人」には本当にビックリさせられた。奔放でありながら、真っ直ぐ芯の通った演技には感心した。宮崎あおいとの息もピッタリで 「よく見るとそちは、面白い顔をしておるのぉ‥」台詞まわしも家定の人となりを完璧に演じきる。彼の今までの評価を一変させた適役だ!出演者、脚本、音楽など‥近年稀な「大河」の傑作だと思います!

Best Soundtracks~篤姫BEST and more~
NHK大河ドラマの『篤姫』サントラ(2枚リリース済み)に
収録されていなかった、篤姫紀行4曲のオーケストラヴァージョン、
篤姫のテーマのピアノヴァージョンなど、今回初収録の曲が目玉です。
3枚組みですが、1枚めは篤姫のみ、2枚目は「ドクター・コトー」、
「冷静と情熱のあいだ」など吉俣氏の作曲した往年の
ドラマ曲が収録されています。
吉俣氏はもうかれこれ1000曲以上も作曲されているそうですね。
3枚目はDVDで、今回のCDにちなんだコンサートが収録されています。
2008.7.22に浜離宮ホールにて行われた吉俣良氏の「ドラマ空間」という
コンサートのライブ映像ですが、
『篤姫』サントラでのメインテーマは井上道義指揮のNHK交響楽団の
演奏でしたので、違和感を感じました。
NHK交響楽団の演奏に比べるとどうも見劣りがします。
音の厚み、間の取り方や「ため」、ソロの音色が、
どうしてもN響には及びません…。
私は篤姫の曲をコンプリートする目的で購入しましたが、
DVD(コンサート)の演奏は期待外れでした…。
収録されていなかった、篤姫紀行4曲のオーケストラヴァージョン、
篤姫のテーマのピアノヴァージョンなど、今回初収録の曲が目玉です。
3枚組みですが、1枚めは篤姫のみ、2枚目は「ドクター・コトー」、
「冷静と情熱のあいだ」など吉俣氏の作曲した往年の
ドラマ曲が収録されています。
吉俣氏はもうかれこれ1000曲以上も作曲されているそうですね。
3枚目はDVDで、今回のCDにちなんだコンサートが収録されています。
2008.7.22に浜離宮ホールにて行われた吉俣良氏の「ドラマ空間」という
コンサートのライブ映像ですが、
『篤姫』サントラでのメインテーマは井上道義指揮のNHK交響楽団の
演奏でしたので、違和感を感じました。
NHK交響楽団の演奏に比べるとどうも見劣りがします。
音の厚み、間の取り方や「ため」、ソロの音色が、
どうしてもN響には及びません…。
私は篤姫の曲をコンプリートする目的で購入しましたが、
DVD(コンサート)の演奏は期待外れでした…。

華アワセ 蛟編 (エンターブレインムック)
既に良作であることは他のレビューでも分かるかと思いますので簡潔に。
私自身は福山さんファンではありませんが、蛟はとてもカッコいいキャラクターで飽きることなくプレイできました。
個人的にはいろはがツボなので早く彼を攻略したくて仕方ないですが、今回でも他の五光のバッドエンドは見られるので蛟以外に気になっているキャラがいるならば買って損はないでしょう。
何より華アワセ、華遷が楽しすぎて二日目にして五光全員を下してしまうほど夢中になります。
最も、ストーリーには関係なくてもスチル集めに必要となりますので早めにクリアしてしまうとレベルも上がってストーリーも楽かと。
欲を言えばこれから出るソフトのどれかでは百歳が攻略できる友情ルートと先生や理事長や五斗も攻略出来るルートを是非見せて欲しいなと思います。脇キャラで終わらせてしまうには皆濃くて魅力的な性格かつ豪華声優ですので。
私自身は福山さんファンではありませんが、蛟はとてもカッコいいキャラクターで飽きることなくプレイできました。
個人的にはいろはがツボなので早く彼を攻略したくて仕方ないですが、今回でも他の五光のバッドエンドは見られるので蛟以外に気になっているキャラがいるならば買って損はないでしょう。
何より華アワセ、華遷が楽しすぎて二日目にして五光全員を下してしまうほど夢中になります。
最も、ストーリーには関係なくてもスチル集めに必要となりますので早めにクリアしてしまうとレベルも上がってストーリーも楽かと。
欲を言えばこれから出るソフトのどれかでは百歳が攻略できる友情ルートと先生や理事長や五斗も攻略出来るルートを是非見せて欲しいなと思います。脇キャラで終わらせてしまうには皆濃くて魅力的な性格かつ豪華声優ですので。

「篤姫」オリジナルサウンドトラック
一番のお気に入りはドラマチックで美しいメロディの「正鵠」です。
CDで聴くと音量に欠ける気がします。もう少しバックの音を上げてもらいたかった。
「つつづれのとき」「良し」はやさしくせつない気持ちになります。
この曲を聴くと、娘を想う父の優しさをうまく演じた長塚氏を思い出すのは私だけでしょうか。
物語にあっていますし、ドラマを観ている方なら場面を思い出してより一層好きになれるでしょうし、ドラマを観ていない方も美しいメロディと素晴らしい演奏に満足できるCDだと思います。
私は、失礼ながら吉俣さんという方を初めて知ったのですが
他にもいいなと思っていたNHK連続テレビ小説「こころ」「きらきらひかる」など数々の有名なドラマの音楽を担当されている方だったのですね。
これを期に、この方の音楽を他にも聴いてみたいと思いました。
CDで聴くと音量に欠ける気がします。もう少しバックの音を上げてもらいたかった。
「つつづれのとき」「良し」はやさしくせつない気持ちになります。
この曲を聴くと、娘を想う父の優しさをうまく演じた長塚氏を思い出すのは私だけでしょうか。
物語にあっていますし、ドラマを観ている方なら場面を思い出してより一層好きになれるでしょうし、ドラマを観ていない方も美しいメロディと素晴らしい演奏に満足できるCDだと思います。
私は、失礼ながら吉俣さんという方を初めて知ったのですが
他にもいいなと思っていたNHK連続テレビ小説「こころ」「きらきらひかる」など数々の有名なドラマの音楽を担当されている方だったのですね。
これを期に、この方の音楽を他にも聴いてみたいと思いました。

NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第弐集 [DVD]
「篤姫」の優れている点は脚本の緻密さである。大河ドラマは1年間、全50話という非常に長いドラマである。民放のドラマの4倍であり、物語の前半と後半では舞台や状況が大きく異なってしまうことも多い。
特に大河ドラマは歴史上の業績のある人物の一生を描くことが多い。少年時代と老年時代では本人も周囲も社会も大きく変わっている。歴史的な偉業を成し遂げた人は人生の変転も大きい。このため、一つのドラマとしての統一性・一貫性に欠けてしまう危険がある。
篤姫の人生も激動の人生であった。薩摩藩主・島津家の分家である今和泉家・島津忠剛の娘として生まれながら、薩摩藩主・島津斉彬の養女となり、徳川家定の御台所となる。明治維新では江戸城無血開城のために大奥を立ち退くことになる。特に薩摩の少女時代と将軍家への輿入れ後では環境が大きく異なる。
しかし、本作品は異なる環境で新しい話を進めるのではなく、過去のエピソードが新しい環境においても活かされている。最終話のサブタイトル「一本の道」は於一(篤姫)が斉彬の養女となる際に女中・菊本(佐々木すみ江)が語った「女の道は一本道」から来ている。
戊辰戦争に際しては幾島(松坂慶子)が再登場して天璋院のために行動した。さらに西郷隆盛(小澤征悦)に江戸総攻撃を思い止まらせたのは、天璋院が勝海舟(北大路欣也)に託した斉彬の手紙であった。また、最終話では天璋院は薩摩から来た母親・お幸(樋口可南子)と兄・忠敬(岡田義徳)と再会する。京都に戻った静寛院(堀北真希)や、大奥を離れた滝山(稲森いずみ)、重野(中嶋朋子)らとも再会する。
人との別れとは、小松帯刀(瑛太)の台詞にある「また会う楽しみのために一時離れ離れになること」であることを物語が実証した形になっている。過去が現在つながっており、波乱の人生を上手にまとめた作品として高く評価したい。
特に大河ドラマは歴史上の業績のある人物の一生を描くことが多い。少年時代と老年時代では本人も周囲も社会も大きく変わっている。歴史的な偉業を成し遂げた人は人生の変転も大きい。このため、一つのドラマとしての統一性・一貫性に欠けてしまう危険がある。
篤姫の人生も激動の人生であった。薩摩藩主・島津家の分家である今和泉家・島津忠剛の娘として生まれながら、薩摩藩主・島津斉彬の養女となり、徳川家定の御台所となる。明治維新では江戸城無血開城のために大奥を立ち退くことになる。特に薩摩の少女時代と将軍家への輿入れ後では環境が大きく異なる。
しかし、本作品は異なる環境で新しい話を進めるのではなく、過去のエピソードが新しい環境においても活かされている。最終話のサブタイトル「一本の道」は於一(篤姫)が斉彬の養女となる際に女中・菊本(佐々木すみ江)が語った「女の道は一本道」から来ている。
戊辰戦争に際しては幾島(松坂慶子)が再登場して天璋院のために行動した。さらに西郷隆盛(小澤征悦)に江戸総攻撃を思い止まらせたのは、天璋院が勝海舟(北大路欣也)に託した斉彬の手紙であった。また、最終話では天璋院は薩摩から来た母親・お幸(樋口可南子)と兄・忠敬(岡田義徳)と再会する。京都に戻った静寛院(堀北真希)や、大奥を離れた滝山(稲森いずみ)、重野(中嶋朋子)らとも再会する。
人との別れとは、小松帯刀(瑛太)の台詞にある「また会う楽しみのために一時離れ離れになること」であることを物語が実証した形になっている。過去が現在つながっており、波乱の人生を上手にまとめた作品として高く評価したい。