テナーは太くたくましく:チュニジアの夜 (JAZZ100年 5/27号)
後藤雅洋さんの<JAZZ100年> Vol.4です。
待ち遠しくて、本屋さんで、今日の発売日に買いました。
中平穂積さん撮影のデクスター・ゴードンの表紙も、とても、いいです。
今回は、後藤さん、
「コールマン・ホーキンスとレスター・ヤングという対照的なスタイルの二大テナー奏者の系譜を縦軸に、
黒人ジャズマンと白人ミュージッシャンのサウンドのテイストの違いを横軸として、テナー・サックスの魅力にスポットをあてた」名講義をご披露なさっています。
わたし、こんなに、引き込まれる<ジャズのお話>は初めてです。とにかく、魅力的で、とても、楽しいです。
ジェロム・カーンの<The Way You Look Tonight/ 今宵の君は>を例に、
コールマン・ホーキンスの影響を受けた豪快なソニー・ロリンズのジャズ・テナーと、
レスター・ヤングの影響を受けた軽やかなスタン・ゲッツの白人テナーの音色の聴き比べの後藤さんの名講義、
聴いているわたしも、ことのほか、熱が入ってしまいました。
ジャズって、なんて、奥の深い、そして、楽しいものなのでしょう。
わたし、いままで、聴いたような気分になっていただけで、実は、本当の意味で聴いていなかった、
ソニー・ロリンズのアルバム、<セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ>や、スタン・ゲッツの<スタン・ゲッツ・プレイズ>、
改めて、ちゃんと、聴いてみようと思いました。
このCDブック、ほかに、コルトレーンの<Russian Lullaby>、デクスター・ゴードンの<A Night in Tunisia>、ブッカー・アーヴィンの<Our Love is Here To Stay>など、などが楽しめます。
とくに、素敵なのは、<All The Things You Are>です:
ジョニー・グリフィン、ハンク・モブレー、ジョン・コルトレーン、<三人三様のテナー・サックスの聴き比べ>、
<同じ曲目でのそれぞれの個性の比較が>鑑賞できる絶好のサンプルとして、後藤さんがセレクトなさったそうです。
後藤さんのお話とご一緒にCDを聴きながら、すごく楽しい<ジャズのお勉強>を経験しました。
こーいう<お勉強>なら、わたし、大歓迎です。
「それぞれのサックス・プレイヤーの細かい違いをちゃんっと聴き分けられるようになると、不思議なことにそれぞれのミュージッシャンの個性を単なる雰囲気ではなく、多種多様な「テイスト」として味わうことができるようになるのです。それと同時に、それぞれのジャズマンに対する愛情も湧いてくるものなのです」、 後藤さんのお言葉です。
毎回楽しみな<ジャケットは語る>は、<Getz/ Gilberto> Stan Getz Joao Gilberto です。
プエルト・リコの女性画家、オルガ・アルビスの抽象画を使った秀逸なレコード・ジャケットは、私も、昔から大好きです。
そして、今回のNight Cap With JAZZ <名演に乾杯>欄も、とっても楽しいです!
スタン・ゲッツの名演で「今宵の君は」を聴きながら、ぜひお薦めですと、名バーテンダーの岸 久さんとおっしゃる方が
ブラック・ヴェルヴェットというカクテルの作り方を紹介なさっています。
<君のステキな笑顔を思い浮かべれば一瞬でボクの心も明るくなる>、素敵なお酒に素敵なジャズ、
わたし、今まで、メル・トーメのヴォーカルや、アート・ペッパーのバージョンで親しんでいたこの<今宵の君は>が、
何倍にも豊かで、素敵なジャズに膨らんでくるのをこのCDブックで体験いたしました。
JAZZ 100年 Vol.4 、とても、きもちのいい、そして、楽しいジャズのCDブックです。
超・五つ星です。
待ち遠しくて、本屋さんで、今日の発売日に買いました。
中平穂積さん撮影のデクスター・ゴードンの表紙も、とても、いいです。
今回は、後藤さん、
「コールマン・ホーキンスとレスター・ヤングという対照的なスタイルの二大テナー奏者の系譜を縦軸に、
黒人ジャズマンと白人ミュージッシャンのサウンドのテイストの違いを横軸として、テナー・サックスの魅力にスポットをあてた」名講義をご披露なさっています。
わたし、こんなに、引き込まれる<ジャズのお話>は初めてです。とにかく、魅力的で、とても、楽しいです。
ジェロム・カーンの<The Way You Look Tonight/ 今宵の君は>を例に、
コールマン・ホーキンスの影響を受けた豪快なソニー・ロリンズのジャズ・テナーと、
レスター・ヤングの影響を受けた軽やかなスタン・ゲッツの白人テナーの音色の聴き比べの後藤さんの名講義、
聴いているわたしも、ことのほか、熱が入ってしまいました。
ジャズって、なんて、奥の深い、そして、楽しいものなのでしょう。
わたし、いままで、聴いたような気分になっていただけで、実は、本当の意味で聴いていなかった、
ソニー・ロリンズのアルバム、<セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ>や、スタン・ゲッツの<スタン・ゲッツ・プレイズ>、
改めて、ちゃんと、聴いてみようと思いました。
このCDブック、ほかに、コルトレーンの<Russian Lullaby>、デクスター・ゴードンの<A Night in Tunisia>、ブッカー・アーヴィンの<Our Love is Here To Stay>など、などが楽しめます。
とくに、素敵なのは、<All The Things You Are>です:
ジョニー・グリフィン、ハンク・モブレー、ジョン・コルトレーン、<三人三様のテナー・サックスの聴き比べ>、
<同じ曲目でのそれぞれの個性の比較が>鑑賞できる絶好のサンプルとして、後藤さんがセレクトなさったそうです。
後藤さんのお話とご一緒にCDを聴きながら、すごく楽しい<ジャズのお勉強>を経験しました。
こーいう<お勉強>なら、わたし、大歓迎です。
「それぞれのサックス・プレイヤーの細かい違いをちゃんっと聴き分けられるようになると、不思議なことにそれぞれのミュージッシャンの個性を単なる雰囲気ではなく、多種多様な「テイスト」として味わうことができるようになるのです。それと同時に、それぞれのジャズマンに対する愛情も湧いてくるものなのです」、 後藤さんのお言葉です。
毎回楽しみな<ジャケットは語る>は、<Getz/ Gilberto> Stan Getz Joao Gilberto です。
プエルト・リコの女性画家、オルガ・アルビスの抽象画を使った秀逸なレコード・ジャケットは、私も、昔から大好きです。
そして、今回のNight Cap With JAZZ <名演に乾杯>欄も、とっても楽しいです!
スタン・ゲッツの名演で「今宵の君は」を聴きながら、ぜひお薦めですと、名バーテンダーの岸 久さんとおっしゃる方が
ブラック・ヴェルヴェットというカクテルの作り方を紹介なさっています。
<君のステキな笑顔を思い浮かべれば一瞬でボクの心も明るくなる>、素敵なお酒に素敵なジャズ、
わたし、今まで、メル・トーメのヴォーカルや、アート・ペッパーのバージョンで親しんでいたこの<今宵の君は>が、
何倍にも豊かで、素敵なジャズに膨らんでくるのをこのCDブックで体験いたしました。
JAZZ 100年 Vol.4 、とても、きもちのいい、そして、楽しいジャズのCDブックです。
超・五つ星です。
ジャズ・マスターズ II~ヴィンテージ・ゲッツ [DVD]
スタン・ゲッツのカリフォルニアの高級ワイナリー「ロバート・モンダヴィ」でのコンサートのライヴ盤。ゲッツの演奏は例によって「聴かせ上手」でゲッツ節が全開で最高。音もいい。ただ、映像は意味のない切り替え(スウイッチング)が多すぎる。それこそ、5秒ごとにカメラを切り替える。ほんとうに出来の悪いスウィッチャーだ。せっかくのゲッツの映像なのに、見ているとイライラする。残念。