キャプテンメッシの挑戦
はっきり言って、これまでサッカーは嫌いだった。
サッカーはつまらない。
だからワールドカップはこれまで一試合たりとも見たことがなかった。
そんなサッカー嫌いの私の見方を、180度変えてくれたのが
今回のワールドカップでのメッシであり、そしてアルゼンチンのチームだった。
オランダに勝ったあと、某サイトのコメントに
「アルゼンチンの選手は、誰かを特別視することなく、
お互いを『チーム・アルゼンチン』と見なしている」と書いた。
これまでの試合を観て、率直に感じたことだった。
最初はメッシ目当てで見始めたワールドカップだったが、
だんだんアルゼンチンが好きになった。何より魅力的だったのが、
そのプレイとゴール後の喜びに如実に表れる「チームワーク」だった。
そして決勝の対ドイツ戦。初めてサッカーの試合を最初から最後まで通しで観た。
何度もチャンスメイクし、果敢に攻め込み、そして粘り強く守備をするアルゼンチンを観て、
「ドイツ優勢」の下馬評はまったく間違っていたと思った。
しかし、延長までもつれ込み、あともう少しでPK戦というところで、決勝点を入れられてしまった。
アルゼンチンが優勝を逃した後に読んだこの『キャプテンメッシの挑戦』という本では、
メッシが「チーム」としてプレイしていることを示す言葉が引用されている。
それは2011年10月、ワールドカップの南米地区予選が始まり、
ワールドカップ出場への第一歩となる試合に向け、
欧州のクラブに所属するアルゼンチン代表が続々と帰国してきた頃のもの。
ディ・マリアが一番乗りで帰国した3日後に帰ってきたメッシの言葉である。
「サッカーは一人の選手によって左右されるものではない。
代表はチームプレーをしなければならないんだ。
僕たちは今までと同じ熱意をもって、ベストな方法でゼロからスタートしたいと思っている。
いい結果を出したいし、そのために重要なのは、
先月の親善試合のようにチームとしていいプレーを見せること」
「僕たち」「チーム」という言葉が繰り返されていることから分かるように、
メッシは本戦出場が決まる前の予選の頃から、「チームとしてのアルゼンチン」を重視していた。
決勝トーナメントで試合から感じられた印象は、キャプテンの気持ちがそのまま表れたものだった。
アルゼンチン代表は厳しい戦いの中でも、
サッカーを心から楽しんでいる。
「三度の飯よりサッカーが好き」な少年が
そのまま大人になったような選手ばかりが集まっている。
このラテンアメリカらしい陽気さに、すっかり惚れ込んでしまった。
4年後、メッシは31歳、イグアイン、アグエロ、ディ・マリアは30歳。
厳しいかもしれないが、「クアトロ・ファンタスティコ」のスーパープレイをもう一度、
そして今度こそワールドカップの決勝で見たい。
アグエロやディ・マリア、ロホが目に涙を浮かべる中、
メッシが試合前と変わらない険しい表情で、
歓喜するドイツをジッと見ていたのが印象的だった。
メッシはもう次の試合を見据えているように見えた。
結局、下馬評通りドイツが勝ったけれど、
試合をリードしていたのは間違いなくアルゼンチンだった。
ほんの一瞬の隙をつかれ、負けてしまった。
でも、指先が触れていたトロフィをあともう少しのところで
手に出来なかった悔しさは、きっと次に繋がると思う。
「代表として活躍できないならサッカーやめちまえ」とまで言われ、
容赦ないブーイングを浴びせられたメッシが優勝トロフィを高々と掲げる姿を楽しみにしている。
サッカーはつまらない。
だからワールドカップはこれまで一試合たりとも見たことがなかった。
そんなサッカー嫌いの私の見方を、180度変えてくれたのが
今回のワールドカップでのメッシであり、そしてアルゼンチンのチームだった。
オランダに勝ったあと、某サイトのコメントに
「アルゼンチンの選手は、誰かを特別視することなく、
お互いを『チーム・アルゼンチン』と見なしている」と書いた。
これまでの試合を観て、率直に感じたことだった。
最初はメッシ目当てで見始めたワールドカップだったが、
だんだんアルゼンチンが好きになった。何より魅力的だったのが、
そのプレイとゴール後の喜びに如実に表れる「チームワーク」だった。
そして決勝の対ドイツ戦。初めてサッカーの試合を最初から最後まで通しで観た。
何度もチャンスメイクし、果敢に攻め込み、そして粘り強く守備をするアルゼンチンを観て、
「ドイツ優勢」の下馬評はまったく間違っていたと思った。
しかし、延長までもつれ込み、あともう少しでPK戦というところで、決勝点を入れられてしまった。
アルゼンチンが優勝を逃した後に読んだこの『キャプテンメッシの挑戦』という本では、
メッシが「チーム」としてプレイしていることを示す言葉が引用されている。
それは2011年10月、ワールドカップの南米地区予選が始まり、
ワールドカップ出場への第一歩となる試合に向け、
欧州のクラブに所属するアルゼンチン代表が続々と帰国してきた頃のもの。
ディ・マリアが一番乗りで帰国した3日後に帰ってきたメッシの言葉である。
「サッカーは一人の選手によって左右されるものではない。
代表はチームプレーをしなければならないんだ。
僕たちは今までと同じ熱意をもって、ベストな方法でゼロからスタートしたいと思っている。
いい結果を出したいし、そのために重要なのは、
先月の親善試合のようにチームとしていいプレーを見せること」
「僕たち」「チーム」という言葉が繰り返されていることから分かるように、
メッシは本戦出場が決まる前の予選の頃から、「チームとしてのアルゼンチン」を重視していた。
決勝トーナメントで試合から感じられた印象は、キャプテンの気持ちがそのまま表れたものだった。
アルゼンチン代表は厳しい戦いの中でも、
サッカーを心から楽しんでいる。
「三度の飯よりサッカーが好き」な少年が
そのまま大人になったような選手ばかりが集まっている。
このラテンアメリカらしい陽気さに、すっかり惚れ込んでしまった。
4年後、メッシは31歳、イグアイン、アグエロ、ディ・マリアは30歳。
厳しいかもしれないが、「クアトロ・ファンタスティコ」のスーパープレイをもう一度、
そして今度こそワールドカップの決勝で見たい。
アグエロやディ・マリア、ロホが目に涙を浮かべる中、
メッシが試合前と変わらない険しい表情で、
歓喜するドイツをジッと見ていたのが印象的だった。
メッシはもう次の試合を見据えているように見えた。
結局、下馬評通りドイツが勝ったけれど、
試合をリードしていたのは間違いなくアルゼンチンだった。
ほんの一瞬の隙をつかれ、負けてしまった。
でも、指先が触れていたトロフィをあともう少しのところで
手に出来なかった悔しさは、きっと次に繋がると思う。
「代表として活躍できないならサッカーやめちまえ」とまで言われ、
容赦ないブーイングを浴びせられたメッシが優勝トロフィを高々と掲げる姿を楽しみにしている。
2014-15年版子供用ユニフォーム アルゼンチン代表タイプ ホーム メッシ #10 上下セットレプリカ
急ぎで送っていただく必要があったのですが、対応が早く助かりました。品物もレプリカとは思えないほど良いものでした。