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ジャズに流れるラテンの血脈:イパネマの娘 (JAZZ100年 6/24号)
後藤雅洋さんの JAZZ100年、6/24号です。
スタン・ゲッツの表紙も素敵な、<ジャズに流れるラテンの血脈>の特集です。
とても、いいです。わたし、BOSEで聴きながら、このレビューを書いています。
まず、最初はガレスピーの <マンテカ>です。
ニューポート・ジャズ祭でのガレスピービック・バンドのライブで、もう、これで、カルブ海気分にまっしぐら!
メンバーがまた、すごいですね!!
ディイジー・ガレスピー、リーモーガン、カール・ワーウィック、チャック・コナーズ、ベニー・ゴルソン、
ビリー・ミッチェル、ウイントン・ケリー、ポール・ウエスト、チャーリー・パーシップなどなど。すっごい! とっても、いいでっすーぅ!
豪勢なお祭り気分のあとは、エルネスト・レクオーナのラテンの美曲、わたしの大好きな<シボネー>です。
ガレスピーとスタン・ゲッツ、そして、ハーブ・エリス、オスカー・ピーターソンのそれぞれの名人芸が堪能できます。
ポク、ポク 鳴っている、なんとも心地よいリズムは、
ハーブ・エリスがギターのボディーをたたいているのですって、後藤さんの解説です。
勿論、ケニー・ドーハムの名曲、<ブルー・ボッサ>もCDに入っています。
ただし、ケニー・ドーハムはサイドにまわって、ジョー・ヘンダーソンがメインの<Blue Note ページ・ワン>からのピック・アップです。
ボサ・ノヴァ・リズムに乗ったエキゾチックな哀愁のある旋律は、づくづく、いいなーと思います。
ジョー・ヘンダーソンのサックス、こころに、しみます。
わたしがとくに素敵だと思ったのは、デクスター・ゴードンの<黒いオルフェ>です。
「冒頭、余裕充分、タメを効かせつつも切れのよいビリー・ヒギンズのボサ・ノヴァに乗って、ゆったりとデクスター・ゴードンがテーマの旋律を奏でます。心持ち遅めのテンポがかえって迫力を感じさせるのは、ゴードンならでは。
テナーの音に情感がみっちりと詰まった密度があるからこその<力技>です。そのあと、ボビー・ハッチャーソンのヴァイブ・ソロが、音楽の気分を場面転換」、
後藤さんの解説もトッテモ、熱が入っています。「そして、4分位5秒を過ぎたあたりで・・・」、
コラ!、後藤さんのコピペはいいいい加減にせんかい!レビューはどーした、バカ女め!と叱られそうですので、この辺でやめますが、
このジャズ・CDマガジン、後藤さんの解説も、いろいろな資料写真も、もちろん、CDの収録曲の選択もすばらしいです。
今回も、楽しませていただいています。
ところで、デクスタ・ゴードンの<黒いオルフェ>、モウ、何度、リピートして聴いていることでしょう。なんて、いいのかしら。
ばかみたいなお話ですが、
この<黒いオルフェ>の入ったゴードンの<Gettin' Around>、自転車に乗ったデクスター・ゴードンのジャケットのCD、
ラックを見たら、わたし、持っていました。結局、聴いたつもりでいただけで、ちゃんと、聴いていはいないのです。
こーいう、反省を込めた宝物の再発見ができる意味でも、この<ジャズ耳養成CDマガジン JAZZ100年>は、
わたしにとって、楽しい、超・5つ星のCD/ブックです。
あ、大事なことを落としました。チャーリー・パーカーの<ビギン・ザ・ビギン>、とてもよくって、唸ってしまいました。
それから、バド・シャンク(as)の<キャリオカ>、すごく、いいですーっ! シャンクといえば、ドラムスはチャック・フローレス、私、もう、たまりません。
これで、本当に、おしまい。
。
スタン・ゲッツの表紙も素敵な、<ジャズに流れるラテンの血脈>の特集です。
とても、いいです。わたし、BOSEで聴きながら、このレビューを書いています。
まず、最初はガレスピーの <マンテカ>です。
ニューポート・ジャズ祭でのガレスピービック・バンドのライブで、もう、これで、カルブ海気分にまっしぐら!
メンバーがまた、すごいですね!!
ディイジー・ガレスピー、リーモーガン、カール・ワーウィック、チャック・コナーズ、ベニー・ゴルソン、
ビリー・ミッチェル、ウイントン・ケリー、ポール・ウエスト、チャーリー・パーシップなどなど。すっごい! とっても、いいでっすーぅ!
豪勢なお祭り気分のあとは、エルネスト・レクオーナのラテンの美曲、わたしの大好きな<シボネー>です。
ガレスピーとスタン・ゲッツ、そして、ハーブ・エリス、オスカー・ピーターソンのそれぞれの名人芸が堪能できます。
ポク、ポク 鳴っている、なんとも心地よいリズムは、
ハーブ・エリスがギターのボディーをたたいているのですって、後藤さんの解説です。
勿論、ケニー・ドーハムの名曲、<ブルー・ボッサ>もCDに入っています。
ただし、ケニー・ドーハムはサイドにまわって、ジョー・ヘンダーソンがメインの<Blue Note ページ・ワン>からのピック・アップです。
ボサ・ノヴァ・リズムに乗ったエキゾチックな哀愁のある旋律は、づくづく、いいなーと思います。
ジョー・ヘンダーソンのサックス、こころに、しみます。
わたしがとくに素敵だと思ったのは、デクスター・ゴードンの<黒いオルフェ>です。
「冒頭、余裕充分、タメを効かせつつも切れのよいビリー・ヒギンズのボサ・ノヴァに乗って、ゆったりとデクスター・ゴードンがテーマの旋律を奏でます。心持ち遅めのテンポがかえって迫力を感じさせるのは、ゴードンならでは。
テナーの音に情感がみっちりと詰まった密度があるからこその<力技>です。そのあと、ボビー・ハッチャーソンのヴァイブ・ソロが、音楽の気分を場面転換」、
後藤さんの解説もトッテモ、熱が入っています。「そして、4分位5秒を過ぎたあたりで・・・」、
コラ!、後藤さんのコピペはいいいい加減にせんかい!レビューはどーした、バカ女め!と叱られそうですので、この辺でやめますが、
このジャズ・CDマガジン、後藤さんの解説も、いろいろな資料写真も、もちろん、CDの収録曲の選択もすばらしいです。
今回も、楽しませていただいています。
ところで、デクスタ・ゴードンの<黒いオルフェ>、モウ、何度、リピートして聴いていることでしょう。なんて、いいのかしら。
ばかみたいなお話ですが、
この<黒いオルフェ>の入ったゴードンの<Gettin' Around>、自転車に乗ったデクスター・ゴードンのジャケットのCD、
ラックを見たら、わたし、持っていました。結局、聴いたつもりでいただけで、ちゃんと、聴いていはいないのです。
こーいう、反省を込めた宝物の再発見ができる意味でも、この<ジャズ耳養成CDマガジン JAZZ100年>は、
わたしにとって、楽しい、超・5つ星のCD/ブックです。
あ、大事なことを落としました。チャーリー・パーカーの<ビギン・ザ・ビギン>、とてもよくって、唸ってしまいました。
それから、バド・シャンク(as)の<キャリオカ>、すごく、いいですーっ! シャンクといえば、ドラムスはチャック・フローレス、私、もう、たまりません。
これで、本当に、おしまい。
。
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イパネマの娘
これはストリングスのアレンジが飛び抜けて良い作品。トムジョビンがぽつぽつっとピアノをシングルトーンで豪華なオーケストラに乗って弾くところ。それですね。また、ドラムスや、ベース他の楽器が、俺が俺がで自己主張していないところ。フルートもトロンボーンもさらっとソロをとっている。そこがいいですね~。ジョビン自身のリーダーアルバムは時としてまったりしすぎて一種の重さが出てしまう時があり、そこは人によって好きずきということになるのですが、これはバランスがうまくとれていますね。誰でもどんな気分の時もすっと心に入ってくる。それはやっぱりオガーマンの編曲とクリードテーラーのプロデュース力によるところが大きいんではないでしょうか。
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イパネマの娘
あまりにも有名な一枚なので、何を書いても、いまさら。という事になるが、アントニオ・カルロス・ジョビンはボサノヴァの名作曲家にして名演奏家だ。しかし、なによりすごいのは、ボサノヴァという今までなかったジャンルの音楽を創ったことだ。この63年のアルバムが大ブレークして、今日まで、アメリカ人はもとより世界中の人々のボサノヴァ好きは続いているのだから、たいしたもんだ。クラウス・オーガーマン・オーケストラをバックにピアノとギターを弾くジョビン。もう何も言うことはありません。ボサノヴァファン必聴必携の一枚にして、ジャズファンも必聴必携の一枚。「あいててよかった」ではなく「持っててよかった。」一枚。(松本敏之)
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イパネマの娘
名ばかりのSACDに散々失望させられて近頃はEighty-Eight'sしか聴かなくなっていますが、
"The Look of Love"で不満に感じた"薄皮"がなくなったとの話を耳にして、再挑戦してみました。
Recording・Mixingは乃木坂のDSD Recording相変わらずさすがですね。今回は"薄皮"がなくなって
"八十八プロデュース"SACDとして納得です。ただ、こうなって真剣に聴きこんでしまうと
Eighty-Eight'sではないことも納得というか、私のハートには響かないことがわかったという
"薄皮"よりも寂しい結論に至りました。Drums,Sax,Bass,Guitar,KB...すばらしいです。
T-SQには魅了され続けております。Grace.MのPianoすばらしいです。NorahのPianoなんか
雑音に聴こえます。
同じBossaNovaのJacinthaの"The Girl From..."、Recordingは乃木坂に明らかに技術的に
劣るのに"Waters of March"はハートに響きます。Eighty-Eight'sのLadyKimの"Corcovado"も
響きます。Eighty-Eight'sのTiffanyいいですね、完全に魅了されています。最新の"Yesterday&..."、
匠仕様でなくても比較にならないでしょう。Tiffanyの"My Favorite Things"聴いてしまうと
"The Look of Love"の2曲目は聴けません。
Grace.Mが日本人VocalとしてEighty-Eight'sの1枚になることがあれば聴いてみようと思います。
"The Look of Love"で不満に感じた"薄皮"がなくなったとの話を耳にして、再挑戦してみました。
Recording・Mixingは乃木坂のDSD Recording相変わらずさすがですね。今回は"薄皮"がなくなって
"八十八プロデュース"SACDとして納得です。ただ、こうなって真剣に聴きこんでしまうと
Eighty-Eight'sではないことも納得というか、私のハートには響かないことがわかったという
"薄皮"よりも寂しい結論に至りました。Drums,Sax,Bass,Guitar,KB...すばらしいです。
T-SQには魅了され続けております。Grace.MのPianoすばらしいです。NorahのPianoなんか
雑音に聴こえます。
同じBossaNovaのJacinthaの"The Girl From..."、Recordingは乃木坂に明らかに技術的に
劣るのに"Waters of March"はハートに響きます。Eighty-Eight'sのLadyKimの"Corcovado"も
響きます。Eighty-Eight'sのTiffanyいいですね、完全に魅了されています。最新の"Yesterday&..."、
匠仕様でなくても比較にならないでしょう。Tiffanyの"My Favorite Things"聴いてしまうと
"The Look of Love"の2曲目は聴けません。
Grace.Mが日本人VocalとしてEighty-Eight'sの1枚になることがあれば聴いてみようと思います。