ヘイジュードはたしかに長い。でもその長さがこの曲を有名にさせた理由だとも思う。レボリューションはギターがカッコイイ!

いい音のするステレオを持っている友達の家に、もう一人の友達が持ってきたシングル・レコードがヘイジュードでした

私は感動で感電しました、ポールの歌い出しから、じっと聞き入ってしまい、ダダダッダーの大合唱の頃には心が昇天していました、ベートーベンの第九の大合唱の感動が本当にクラッシックになりました

何故か呆れた様子のともだち二人に、”もう一回聞かせて”を何度も言うと、いい加減にしろと言わんばかりでしたが、私にとって、６分越えのヘイジュードは、何度も食えるおいしいすぎるビッグマックでした

このアルバムは初期と中期〜後期のシングル曲が、まるでスーパー・カーが渋滞しているみたいな、有り難いオムニバスですが、欲を言うと、ヘイジュードで展開するアルバム曲で出来上がっていてもいいのではないかと思わせる独特のいい写真のジャケットでもあります

ただ、他の曲のシングル・ジャケットに写真が使われていた時は、貴重なものがたらい回しにされて、写真の良さが安く損なわれた気がして空しく、ため息交じりに首を横に振ったものでした

絶頂期の風貌で４人並んで写っているのがＬＰアルバム・ジャケットだったから大作のイメージが伝わっていた気がします、ＣＤジャケットでは小さくて伝わりにくいですね

ちなみに、サイモンとガーファンクルのボクサーや、中島みゆきの世情、根雪は、曲の作りがヘイ・ジュードをオマージュしていると、邪推にも思います、それだけ、作曲の在り方がスタンダード、手本になるほど秀逸な曲だと言えると思います