当方、
メダロットを初めて知ったのは,約15年ほど前に放映されていたテレビアニメシリーズでした。いわゆるイッキ・シリーズであり、漫画を購入したのもイッキ編たる「
メダロット2」でした。
当時ポケモンやBビーダマン爆外伝でもありえなかったくらいにハマり、様々な関連製品を買い漁っていた、いや、当時はまだ子供だったため,両親にねだって買ってもらっていたのを覚えています。
20代になって
メダロットの新作発売やDVD-BOXの発売を通して
メダロット熱が再燃し、今回のヒカル編復刻を聞いて、ぜひとも読まなければ!と考えていました。
以下,初めて読む者としての視点でレビューをさせていただきます。
まず驚いたのが、ロボトル等でのダメージ描写がけっこうリアルだということ。アニメのように色が黒みがかって機能停止を暗示したりゲームのように爆発(?)してティンペット剥き出しになったりというのではなく、ティンペットが見えるには見えるけど,配線やパーツの残骸が残ってたりと,人間で置き換えたら微妙?にグロテスクな感じがちょびっとしました。でも、リアルなもんはリアルだなぁ、と感心しました。
次に,アニメ版でも見受けられた子供向けでありながら子供だけでなく大人世代をも含めた幅広い年代層に訴えかける問題提起ないしメッセージ性が強く感じられました。DVD-BOXで
メダロットを観直した時に感じたのと同じ,「子供向けの娯楽作品でありながら、大人にも強く心に問いかけるなんらかのメッセージがある。だから
メダロットは面白いんじゃないか」という印象を抱きました。
稚拙なレビューとなってしまいましたが、かつてアニメだけにしろ、ゲームだけにしろ,
メダロットという作品に少しでも触れた経験のある方に是非とも手に取ってほしい一品です。
むしろ、
メダロットを全く知らなかった方にこそ手に取ってほしい一品かもしれません。近年の完全に対象層を絞り込んだ作品にはない、深みと魅力が、
メダロットにはあります。子供向けの娯楽作品を通して、大人が自らの人生を、そして社会に関する諸々を少しでも考える、絶好の機会を提供する媒体となると、思います。