貴乃花親方が彼のコラムの中で、「頑張るという言葉より、踏ん張るという方がしっくり来る」と書いていましたが、まさにこの小6から中2の年若い彼女たちが踏ん張っている姿が見れます。
まだ思い出と呼べる程この映像の頃から時間が経っていないので、今日もきっと踏ん張っている最中ではないでしょうか。願わくは、潰れてしまわないように、彼女たちの周りが孤独でなく愛に溢れた環境であって欲しいですが。
私は今の自分の仕事の最初の三年間は、何をやっているのか分からなかったですが(笑)、彼女たちももしかするとそんな発見と獲得の日常を過ごしているのでしょうか。大人もこのDVDから初心を思い出せるかも知れません。若い彼女たちから。
合格したメンバー発表の時は、普通なら親から離れて他地域に行くことも、1日を過ごすこともかなりな重圧のはずな年齢です。周りの
スタッフといっても知らない人ばかりですし。けれどそれは、目指した世界だからこそやれるのでしょうね。
かつて飛行機で隣り合わせた女性が、日本の中学を途中で辞めて、
モナコのバレエスクールに入っている人だったことがありました。「レッスンを1日休めば…」という厳しい世界ですが、彼女は「私はダンサーだから」と言っていました。このDVDのQ期の彼女たちもきっと「私たち、モーニング娘。だから!」と言うのではないでしょうか。合格して両手で顔を覆って泣いてしまうほど嬉しいんですから。
そんな清々しい彼女たちと、その映像にも出会えて、私も嬉しいです。