凛として、ひとり
只今、淡路恵子さん「再ブレイク中」だとか、昨年「徹子の部屋」「はなまるカフェ」に出演なさっていました。
良いですね、服も若々しくスタイルも良くて、語り口調はサバサバしていて。
2度の離婚、4人の子供たち、破産、2度目の夫の難病を必死に支えたのに、裏切られて…、そして子供たちの2人の死。
「藁(わら)にすがってもそれはしょせん藁(わら)だから溺れるのよ」とは、実際に地獄を見た淡路さんだからこそ説得力が
あります。そのまま普段の喋っていらっしゃるままの口調も親近感がもて読みやすかったです。これを機にエッセイ集も読んで
みたくなりました。ご一考のほどを。
女優・淡路恵子を古くから知っていらっしゃる方にとっては、もの足りないのかもしれません。「姉」と慕った女優・淡島千景
さんについては「女優・淡島千景」でのインタビューに答えています。「続・夫婦善哉」(!)では親しくなった後共演をしています。
読み応えはあるのですが、文字が小さいのには参りました。※本著はちょうどいい文字の大きさで読みやすかったです。
良いですね、服も若々しくスタイルも良くて、語り口調はサバサバしていて。
2度の離婚、4人の子供たち、破産、2度目の夫の難病を必死に支えたのに、裏切られて…、そして子供たちの2人の死。
「藁(わら)にすがってもそれはしょせん藁(わら)だから溺れるのよ」とは、実際に地獄を見た淡路さんだからこそ説得力が
あります。そのまま普段の喋っていらっしゃるままの口調も親近感がもて読みやすかったです。これを機にエッセイ集も読んで
みたくなりました。ご一考のほどを。
女優・淡路恵子を古くから知っていらっしゃる方にとっては、もの足りないのかもしれません。「姉」と慕った女優・淡島千景
さんについては「女優・淡島千景」でのインタビューに答えています。「続・夫婦善哉」(!)では親しくなった後共演をしています。
読み応えはあるのですが、文字が小さいのには参りました。※本著はちょうどいい文字の大きさで読みやすかったです。
野良犬【期間限定プライス版】 [DVD]
学生時代に銀座は並木座以来で、約30年以上ぶりで見直した。
1949年の作品で、映画のはじめ頃の主人公の三船敏郎が女スリを尾行するシーンや拳銃のブローカーを探して方々を彷徨するシーンで描かれる戦後復興期の下町、歓楽街、商店街などの活気ある街並み描写は少し長い感はあるがまず見所ありだ。
それと通常は強いはずの刑事が拳銃を盗まれるというミスを犯してそれに悩む心の弱さ、こういう設定が今見ても新鮮だし、普通の刑事映画と一線を画しているのだと思う。
また犯人もある意味戦争被害者的な一面もあり、単なる勧善懲悪的な物語ではなく、戦争が残した貧困、人の心の絶望感などが間接的に表現されていることにより、深みのある名作になっているのだとも思う。
この映画は「羅生門」の前年作品だが、もうこの時点で、只者ではない監督であることがはっきりと見て取れる傑作だ。
1949年の作品で、映画のはじめ頃の主人公の三船敏郎が女スリを尾行するシーンや拳銃のブローカーを探して方々を彷徨するシーンで描かれる戦後復興期の下町、歓楽街、商店街などの活気ある街並み描写は少し長い感はあるがまず見所ありだ。
それと通常は強いはずの刑事が拳銃を盗まれるというミスを犯してそれに悩む心の弱さ、こういう設定が今見ても新鮮だし、普通の刑事映画と一線を画しているのだと思う。
また犯人もある意味戦争被害者的な一面もあり、単なる勧善懲悪的な物語ではなく、戦争が残した貧困、人の心の絶望感などが間接的に表現されていることにより、深みのある名作になっているのだとも思う。
この映画は「羅生門」の前年作品だが、もうこの時点で、只者ではない監督であることがはっきりと見て取れる傑作だ。