まんが クラスメイトは外国人 入門編 -はじめて学ぶ多文化共生-
イラストレーター、みなみななみさんによる最新刊。前作『クラスメイトは外国人――多文化共生20の物語り』から4年。その「姉妹編」として刊行された新作は、より洗練されたストーリーマンガとして、個性的なキャラクターに感情移入しながら読むことができる。
分別の習慣がないベトナム人、母国では掃除をしたことがないというインド人、卒業まで本名を名乗れなかった在日コリアンなど。さまざまな背景を持つ中学生たちが、学校生活を通して文化の違い、就労差別、選挙権の有無、強制送還など、在日外国人の境遇について学んでいく。
学校だけでなく、地域や教会でも外国人と接する機会が増えている反面、在特会の台頭や新大久保でのヘイトスピーチなど、「多文化共生」とはほど遠い現実がある。日常的な関わりの中で他者と出会い、理解し合い、謙虚に学び合うという姿勢が、柔和な心を持つ中学生以上に、我々大人にこそ不可欠なのだと思い知る。いちいち外国人の生徒に意地悪な対応をする橋元君(!)の将来も気にかかるところ。
分別の習慣がないベトナム人、母国では掃除をしたことがないというインド人、卒業まで本名を名乗れなかった在日コリアンなど。さまざまな背景を持つ中学生たちが、学校生活を通して文化の違い、就労差別、選挙権の有無、強制送還など、在日外国人の境遇について学んでいく。
学校だけでなく、地域や教会でも外国人と接する機会が増えている反面、在特会の台頭や新大久保でのヘイトスピーチなど、「多文化共生」とはほど遠い現実がある。日常的な関わりの中で他者と出会い、理解し合い、謙虚に学び合うという姿勢が、柔和な心を持つ中学生以上に、我々大人にこそ不可欠なのだと思い知る。いちいち外国人の生徒に意地悪な対応をする橋元君(!)の将来も気にかかるところ。
絵本のつくりかた〈1〉―あこがれのクリエイターとつくるはじめての物語 (みづゑのレシピ)
本の内容はとてもいいなと思いました。
ただ、長い期間倉庫に眠っていたせいでしょうか?においがきつかったです。
カビ臭い・・・って感じで。
ただ、長い期間倉庫に眠っていたせいでしょうか?においがきつかったです。
カビ臭い・・・って感じで。
はじめての秋田弁―爆笑四コマわっぱが物語
地域に生きる方言、文化を伝承してきた方言を知ることは、人間関係を深めることを含め人の懐の深さに影響を与えると思います。
その上で、活字だけで語学(方言)を習得するのは、方言の持つニュアンスが伝わらず、やはり困難と思われます。
本書の挑戦は、「秋田弁」の入門を四コマ漫画を使い、女子高を舞台に、主役格の横浜からの転校生が遭遇する文化・生活「摩擦」を題材に描く試みです。
作者のこばやしたけし氏の体験に裏打ちされた日常描写が、無理なく快い。
登場する、神宮寺みなせ、本荘ユリ、六郷ミサト、井川わかみの各氏名は秋田県内の地名に由来している。それが性格設定とどのように関係しているかは不明です。
続編が待たれる。
その上で、活字だけで語学(方言)を習得するのは、方言の持つニュアンスが伝わらず、やはり困難と思われます。
本書の挑戦は、「秋田弁」の入門を四コマ漫画を使い、女子高を舞台に、主役格の横浜からの転校生が遭遇する文化・生活「摩擦」を題材に描く試みです。
作者のこばやしたけし氏の体験に裏打ちされた日常描写が、無理なく快い。
登場する、神宮寺みなせ、本荘ユリ、六郷ミサト、井川わかみの各氏名は秋田県内の地名に由来している。それが性格設定とどのように関係しているかは不明です。
続編が待たれる。