春の雪はまもなく訪れる季節にも合った曲でテレビで一回だけ徳永さんが歌っているのを見ましたが、余り特徴はないけど相変わらずの徳永節のハスキーヴォイスで歌い上げていた感が在り良かったと思います。カップリングのレイニーブルーも新録音でよいと思います。カラオケで歌えるように早く覚えたいと思いました（笑）

昼ドラの中でも印象に残るドラマでした。最終回だけみれませんでした。気になる内容でしたのでどうしても見たくて購入しました。ツタヤなどのレンタルでもあまり見かけなかったので購入しました。

名家が没落し、娘は愛する男がいるのに成金との結婚を強いられる、という王道展開で幕開けとなる本昼ドラ。
序盤は飛騨高山の舞台設定や繰り返し現れる桜のモチーフもあって夢幻的な雰囲気が支配的で、
特に千年桜にとり憑かれた造酒屋の当主が苦境に為す術無く自らを心中に追い込むくだりはまさに桜の如き滅びの美を感じさせるものです。
しかし今回のヒロイン桜子は「桜の化身」という触れ込みに似合わず、結婚後昼ドラヒロイン史上屈指のふてぶてしさ、もとい豪胆さを発揮、
「唯一人愛した人を愛し抜く」純愛の凄みを遺憾なく見せつけてくれます（笑）
そして彼女の周りには満たされぬ思いを抱いた男たち。
形はそれぞれであれ「忍ぶ恋」というのも本作の日本的情緒とよくマッチしているのかもしれません。

やがて情念の糸の絡まりが臨界に達して今度は桜子の心中（未遂）イベントが発生、
あっと驚く婚姻関係の組み換えを経て何とか定常状態に漕ぎつけたと思いきや、
行方不明になっていた桜子の恋人（比呂人）が高山に帰って来ます。
記憶喪失状態の彼に付き添うのは、中澤姐さん演じる明美…哀しいまでのその暴れっぶり狂いっぷりこそ中盤最大の見所となります（第二部）。