1942年6月にプラハで起きた、ベーメン･メーレン保護領(…ナチス･ドイツ占領当時下のチェコの呼称)副総督ラインハルト･ハイドリッヒ暗殺事件を下敷きにしたサスペンス物の一編。

設定は史実とは大きく違っているが、物語としては中々良く出来ていて上等なスパイ物を観ているような展開になる。特に終盤はジョージ･ロイ･ヒルの『スティング』ばりの仕掛けに唸らされる。

フリッツ･ラングは、作品全体を通じてナチス占領下のチェコ国民の過酷な状況を強く告発しているが、実は1943年の製作当時にはまだ詳細が明らかになっていない、映画以上に冷酷で凄惨な処置(リディツェ村抹殺など暗殺事件への苛烈な報復)が執られていたのだ…　

基になった暗殺事件を知るには映画『暁の七人』も参考にしてくださいね…

最初のほうは「ふ〜ん、こんなもんかなあ」
って感じで観てましたが、
みんなで秩父に行って、竜兵さんの家を
買っちゃおう、のくだりから尻上がりに
面白くなってって最後は大大爆笑！！
でした！！

他のレビュアーさんの言う通り、有吉さんの、
クラスの大好きな女の子のスカートめくってるみたいな
竜兵さんイジリが最高です。

加えてノッチさんが土田さんの冷酷ツッコミで
生かされまくってて、竜兵さんともども
大活躍です。
（あと後半の一発芸でノッチさんの腕が炸裂）

選ばれし男たちの、仕事にかこつけた
慰安旅行・イベント、って感じで
気分の良くなる一枚です！！

　ぷるぷるぷ〜るりん〜♪♪とつねにゆる〜く低〜く響く脱力形アニソンの響きつづけるなか、悪の秘密結社日本ひきこもり協会、通称ＮＨＫの陰謀に、とあるアパートの一室で気づいてしまった佐藤達広くんの血肉沸き踊る激しい戦いと涙涙の感動の物語。

　原作の完成度が高い分、アニメ化のハードルは高いだろうによくやる気になったなぁ。ボク的には１クールで密度を高めて、スピーディーにぶっ飛ばしたほうがいいと思ったんだけど、２クールで行くらしい。ＮＨＫの存在をアニメで始めて本格的に世に問う記念すべき作品なんだから、さすがにラリってるところはムリにしても、とにかく徹底的にきわどい作品でなければダメだ。まかり間違っても「ひきこもりなんかしてる場合じゃない！世界は希望に満ちあふれているよ！！」なんてゴミなオチではＮＨＫの思うつぼ。ＮＨＫの陰謀はそんなにあまくないぞ。ひとりＮＨＫとなりふりかまわない、空回り全開の孤独な戦いを続ける佐藤くんの救いのなさ、そんな佐藤くんに手を差し伸べようとする岬ちゃんの無邪気でせっぱ詰まった救いのなさ、それにまわりで生きてるやつらの救いのなさをどれだけ描けるかがいちばんの課題だ。「ケロロ」の山本裕介氏、「ハチクロ'T」の吉田隆彦氏がゴンゾと作るんだから画的に悪かろうはずはないけど、この作品はそんな問題じゃないところに胆がある。ようはどこまでプロデューサーレベルでマジに佐藤くんのＮＨＫとの激闘を描く気概があるかが重要。とにかく、一巻は演出的にはもちろんホン的にもさすがな出来で救いのなさも全開だけど、これを２クール続けることができるのか？ＮＨＫは最強だから勝利はありえない。だから大団円はありえない。だから、職に就けなくて、人の目を見て話せなくて、外に出れなくてどこが悪い！！ＮＨＫが強いからしょうがないのさ、と言いきれる気概があるかないかで、このどれだけマジかが分かる。