地震予報に挑む (PHP新書)
ノバハントレス(超新星ハンター)串田麗樹さんの旦那さんはこういう研究をしていたのかと驚く本です。地震を予報しようというこれだけの実験があるのですから、ぜひ、精度の向上のための取り組みが公の部分でもあってもいいかなあ、と思います。
ただ、リスクマネジメントの苦手な日本人ですから、本書の中でも心配しているとおりパニックに陥らないようにする手当てが必要でしょう。
講談社出版文化賞、科学出版賞受賞の傑作です。
ただ、リスクマネジメントの苦手な日本人ですから、本書の中でも心配しているとおりパニックに陥らないようにする手当てが必要でしょう。
講談社出版文化賞、科学出版賞受賞の傑作です。
地震予報 (PHP新書)
串田氏は元アマチュア天文家でFM電波を使って流星などを観測していたが、それを地震の前兆発見に使えることに気づき、天体観測社から地震予報者になった人。私財を投じ、労力を投じ、手作りの装置で地震の予兆を綿密に解析した。失敗も多かったが、経験則も発見し、かなりの確率で地震の発生場所、規模、時期を特定できるようになった。ものすごい研究だ。
にもかかわらず、ほとんど一人で行っており、大学や国の補助は一切なし。こんなに国民に役立ちそうな技術に政府が金も支援も出さないのは非常におかしいと思う。なぜ日本で地震予知ができないのか。それについても別の本がある。機会があれば読んでみたい。
それと、串田氏は最近の地震について「これまでに見たことのないような現象である」と繰り返し語っている。
それと、彼が調べているのは「電離層」の地震予兆による「電子密度変化」だ。
これを聞いて何か思い当たることは? 串田氏は地震を自然現象と述べているが。
最初略語などの意味がどこに載っていたかわからなくなり、少し読みづらかったが、最終章の第6章「仕組みと経験則」に用語も原理も詳しく書いてあるので、非常に難しいがある程度理解した。この本は最初の本でないようで、前著より、かなりわかりやすくする工夫がされているようだ。この最終章が本の中で一番充実して面白い。技術内容の核心だからだ。完全に理解できなくても、たとえば量子論の本を読むときのようにわくわくした。
あとがきのエルフ語は「グーグル翻訳」ではだめで「グーグル検索」で見つけた。
Anar caluva tielyanna (太陽がそなたの道を照らすように)
うん、串田さんとてもcoolだ。地震予知(予報)に興味あるすべての人に強く勧める。あと2冊地震の本を注文したけれど、これを一番に読み、大変面白かった。面白い、これ大事。
にもかかわらず、ほとんど一人で行っており、大学や国の補助は一切なし。こんなに国民に役立ちそうな技術に政府が金も支援も出さないのは非常におかしいと思う。なぜ日本で地震予知ができないのか。それについても別の本がある。機会があれば読んでみたい。
それと、串田氏は最近の地震について「これまでに見たことのないような現象である」と繰り返し語っている。
それと、彼が調べているのは「電離層」の地震予兆による「電子密度変化」だ。
これを聞いて何か思い当たることは? 串田氏は地震を自然現象と述べているが。
最初略語などの意味がどこに載っていたかわからなくなり、少し読みづらかったが、最終章の第6章「仕組みと経験則」に用語も原理も詳しく書いてあるので、非常に難しいがある程度理解した。この本は最初の本でないようで、前著より、かなりわかりやすくする工夫がされているようだ。この最終章が本の中で一番充実して面白い。技術内容の核心だからだ。完全に理解できなくても、たとえば量子論の本を読むときのようにわくわくした。
あとがきのエルフ語は「グーグル翻訳」ではだめで「グーグル検索」で見つけた。
Anar caluva tielyanna (太陽がそなたの道を照らすように)
うん、串田さんとてもcoolだ。地震予知(予報)に興味あるすべての人に強く勧める。あと2冊地震の本を注文したけれど、これを一番に読み、大変面白かった。面白い、これ大事。