チャイコフスキー・コンクール~内側から見た歴史 [DVD]
チャイコフスキー・コンクールの内側からみた歴史というんですが、審査側のごたごたが語られるとともに過去の歴代のピアノ・ヴァイオリンの三位までの入賞者が必ず、チェロ・声楽は優勝者の映像が映っています。超絶技巧の演奏技術に加えて「精神力の闘い」となっていて、勝負が時の運に左右される事実が記録されています。正直、演奏レベルが高すぎてこれを見たら日本の子供達がコンクールに出たくないという気持ちになるようで心配。入賞してもプロとして活動できる保証もない事実。最後にナレーターは「コンクールは必要悪」と言うが、私達が演奏家を受賞歴で判断する以上、これは仕方なく続いていくのだと思う。認めてもらうために・・・。一方、過去の入賞者の高水準の技術を聴くことは、練習の励みにもなると思います。たゆまぬ努力と修練の美しい結晶がここにありますから・・・。現実を知ることが、夢への近道かも知れません
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番&ムソルグスキー:展覧会の絵
彼女の力強い演奏が好きです。ヤマハのピアノを腰を浮かせ気味に力強く弾く彼女の姿は印象的です。
期待を込めて購入しました。でも、平均的な演奏です。チャイコフスキーはアルゲリッチの演奏が大好きで良く聞きますが、上原さんのは力が入りすぎか疲れるわりにあまり印象に残らないのです。
残念です。
次回に期待します。
期待を込めて購入しました。でも、平均的な演奏です。チャイコフスキーはアルゲリッチの演奏が大好きで良く聞きますが、上原さんのは力が入りすぎか疲れるわりにあまり印象に残らないのです。
残念です。
次回に期待します。
プロコフィエフ作品集
このアルバムの数年後に彼女は、N響の1639回定期(指揮:Dキタエンコ)でプロコフィエフの協奏曲3番を奏でられました。
過剰で空疎な感情表出よりも楽譜に有る事をつむいでゆくキタエンコ氏の好サポートを得て、
有名ながらも奇天烈な曲だなという印象だけで終わり勝ちなこの難曲を、透徹したフーガ(そう聴こえる事自体が驚異)や肚の座った大きな歌で魅せまくった彼女の手腕は、今以てまさしく本物です。
この協奏曲のスタンダードな名演の地位をアルゲリッチから奪っていますよ。
出産や子育てに忙しくなろうとも、今後の更なるリリースに期待してます。
商業的に無名な曲だろうと何だろうと、曲の良さを神々しく弾いていて欲しいです。
過剰で空疎な感情表出よりも楽譜に有る事をつむいでゆくキタエンコ氏の好サポートを得て、
有名ながらも奇天烈な曲だなという印象だけで終わり勝ちなこの難曲を、透徹したフーガ(そう聴こえる事自体が驚異)や肚の座った大きな歌で魅せまくった彼女の手腕は、今以てまさしく本物です。
この協奏曲のスタンダードな名演の地位をアルゲリッチから奪っていますよ。
出産や子育てに忙しくなろうとも、今後の更なるリリースに期待してます。
商業的に無名な曲だろうと何だろうと、曲の良さを神々しく弾いていて欲しいです。
グランド・ソナタ
2002年、日本人初そして女性初のチャイコフスキー・コンクールで優勝したことは記憶に新しい。その彼女のファースト・アルバムにあたるこのディスクはとにかく魅力に溢れている。ALLチャイコフスキー、またALLソロという今までになかった一枚である。しかしこの全ての演奏が実に素晴らしい。若いパワーと完璧なテクニックで演奏されている。自分としては、ユモレスク、ドゥムカ、そしてアルバムのハイライトのグランド・ソナタにより共感した。
これを聞く限り、優勝した後、忘れられてしまうような人ではないことは確かで、更なる活躍を期待するばかりである。
次はオーケストラ物も聞いてみたい。次のリリースが待ち遠しい。
これを聞く限り、優勝した後、忘れられてしまうような人ではないことは確かで、更なる活躍を期待するばかりである。
次はオーケストラ物も聞いてみたい。次のリリースが待ち遠しい。