昔、よくニュースやドキュメンタリーのバックに流れてましたよね。
かなり古いのに今聞いても全然ＯＫ！　センスの良さが感じられます。

アニメソングにしてはって言うと失礼
だが、かなりセンスのいい、BGM衆である。

浦島龍がタイムスリップするときに、過去から乗ってきた車。
それを未来でパトカーに改造したのがこのマグナビートルです。

龍にしてみれば、過去の面影を背負った思い入れのある車。
こういう形で商品にしてもらえると、ファンはとても嬉しいです。

タツノコアニメ「未来警察ウラシマン」は、
過去から未来にやってきた主人公リュウが、
警官となり、悪の組織「ネクライム」と対峙する物語である。
「ネクライム」の総統「フューラー」が未来のリュウなのではないか、
という謎が伏線として散りばめられ、最終話の謎解きまで楽しめた。

本作品はコミカライズ化されていて、
「週刊少年チャンピオン」で連載されていた。
しかし、漫画版「ウラシマン」は前半と後半が全く違う。
前半は、アニメに準拠した、劇画タッチのハードなＳＦ漫画なのだが、
後半では全く異なる展開を見せる。

漫画版「ウラシマン」は後半、作風が激変する。
まずハードＳＦ漫画から一話完結型のギャグ漫画になる。
絵柄も劇画タッチからアニメタッチに変わる。

また、女性キャラの衣服は露出度が高くなり、
敵の女幹部は、いわゆる「女王さま」コスチュームとなり、
ヘマをした部下をムチでシバく徹底ぶりだ。

これではＳＦ漫画ではなく、ＳＭ漫画だ。

なぜこんな改変があったのかは知る由もないが、
漫画版「ウラシマン」は、
前半と後半が全く違う作品となっている。

漫画版のオチはアニメ版のオチとは異なる内容になっている。
もちろん詳細は書かない。

自分もさまざまなアニメを見てきましたが、これほど丁寧で完成されている作品はありません。

導入はとても入りやすく、その上で全体としては非常に重厚なストーリー。
味方、敵共に、どのキャラクターも立っており、またそれぞれを引き立てるエピソードも上手い。
ＯＰや、挿入歌、それぞれのシーンに応じた完成度の高い曲。
なにより構成や演出など、さまざまな部分で後世のアニメに多大な影響を与えています。

正直私的にはほとんど欠点のようなものが見当たらないアニメですが、
唯一難点を挙げるなら、主人公がやや最後の方まで頼りない部分でしょうか。
そしてタイトルをはじめ、デザインなどに多少の古臭さを感じる部分でしょう。

ただ、主人公に関しては、本当にどこにでもいる青年ということを踏まえれば、
これは頷けますし、こういう主人公だからこそ、感情移入できる部分があると思います。

今のアニメにはない、本当の「礎」を感じることのできる作品です。