ＳＭ映画の原点。サドの原作に忠実であり、ケバさはないが、今日のＳＭモノより遙かにサディズムの深層に触れている。この当時のＳＭ映画に共通して言えるのは背景、登場人物、特に女優に隠微なムードがあることで、今では得難い映像となっている。

このバンドはホーン・セクション云々で語られる事が多いですが、それ以上にリズムセクションがバケモノの様に凄い。ロッコ(b)、ガリバルディ(dr)、トンプソン(key)、コンテ(gt)、よくもまあこれほどの人材が集まったものです。二十世紀の奇蹟のひとつかも。初期Ｔ.Ｏ.ＰのＣＤは音質がイマイチなので早いとこ最新リマスター希望。（音質の分、星ひとつマイナス）

98年前後の来日コンサートに行った人ならすぐ判るはず。
メンバーも編曲もその時のままですので、是非お勧め。
この他のライブ映像は公式ホームページ以外ではＮＨＫで放映した
ボトムライン、また日本のボトムラインのライブがある位でしょう。
70年代のライブ映像やソールトレインのビデオを持っている人は
極少数か！

実はCDで買い直す事をせずアナログの印象しか持っていないので、とてもクリアな音質に思え、繰り返し耳コピのために聴いては煮詰まっていた部分もすんなり聴き取れました。もちろん最新のマスタリングの傾向とは違うと思いますが、名盤はどう聴いても名盤なんだなと改めて思いました。TOWER OF POWERをご存知ならそれだけの理由でお求めになっても絶対損しないと思います。

1974年の演奏で、グルーヴしまくり。今の Tower of Power の「枯れた」演奏も 嫌いではありませんが、やはりこの時期の演奏は「脂が乗り切っている」感じで、素晴らしい。リズムセクションと ホーンセクションのコンビネーションがカンペキで、気持ち良いです。