ご存知、ＴＶアニメ史上傑作作品、「デビルマン」の名曲揃いの名盤です

連載開始当初、本作品はあくまでもデビルマンの話で、
マジンガーのキャラクターは世界観の説明に使われる程度の登場だろうくらいに思っていましたが
そうした根拠の無い予想は見事に覆され、この３巻では、ほぼマジンガー側の世界で話が展開します。
それも、アニメ版グレートマジンガーの続編的な内容で
アニメ版マジンガーファンの方なら、かなり楽しめる内容になっていると思います。

中でも、進化を経て戦闘獣をも一撃で粉砕するという恐るべき力を備えた不動明が
マジンガーファミリーに敵意を剥き出しにするシーンでの
一歩も引かない剣鉄也の描き方には感動すら覚えました。

劇場版マジンガーシリーズを含めたアニメの続編があの『ダイナミックヒーローズ』だとすると、
こちらは、テレビ版マジンガーの姉妹編とも言える内容であると言えるのではないでしょうか。
グレートとジュニア以外のロボットが登場しない理由もこの巻で語られています。
どういう形であれ、夢にまで見たマジンガーの続編の一つとして、私は十分に楽しめました。

それだけに、結末がハッキリしない終わり方は残念ですが、
月刊誌連載中、二ヶ月ほど休載していたようなので、作者氏の体調がすぐれないのかも知れません。
そうした中、この非常に意欲的な作品を３巻に渡り描き切ってくれた作者を私は評価しています。

色々と事情は有るでしょうが、
出来ることなら、そう遠くない将来
この作品の続きが読めるようになりますように！

読んだ後色々考えさせられます。魔女狩りなどや人間のえげつない部分をテーマとして描き出し
単純なバイオレンス・アクション漫画ではありません。

全五巻という短いのもいい。やたらとダラダラと巻数を増やす漫画と違い、
短い中で善と悪と人間のエゴ、我が身の大事さを描き出しラストでそれについて
考えさせられる余韻を残している漫画です。

本作を気に入り、氏のバイオレンス・ジャックなども大人買いし読みましたが
面白さは保障するものの、テーマというか流れは基本同じ。

それでもデビルマンは数ある漫画の中で傑作の部類に入ると思う。

時はOVA全盛時に発売された作品なれど、数あるOVAの中でも郡を抜いて見応えあるのが「デビルマン」！！
原作のファンである私ですが、忠実なOVA化、そして待ちにまたDVD化とただただ涙するばかりです。
大人の事情？により「シレーヌ編」にてOVA化は打ち切りとなった時の監督達の「じゃあ、全編見所にしてしまえ」という意気込みがビシビシ伝わってくる傑作OVAです。
今観ても遜色のない出来映え、何がいいって演出の「カッコよさ」！
徹底的に魅せることに拘った演出の結果が、OVA史上の傑作とまでに昇華させていると言っても過言ではないって私は言い切りたいです。
原作ファンで未見の方は皆無かと思われます。
是非、デビルマン未経験者の方にもお勧めしたいですね。

ゲーム画面はよくある横スクロールアクションです
ちょっとアドベンチャーゲームの要素も入っていて、たけしの挑戦状みたいです。

ストーリーは漫画版基準で進みますが、漫画では殺されるキャラクターを助けたりと
IFの要素もあるのが面白かったです。

ファミコンらしく難易度は高いですが、こまめにパスワードを取って
体力を減らさないようにコンテニューして何とかクリアは出来ました。

ラストの展開は漫画より凝っていて意外とこの年代のファミコンゲームの中では
良く出来ていると感じましたが、やはり原作を知っている方が楽しめると思います。