９１歳の母へのプレゼント、買い足していますが、毎回大変喜ばれています
藤山寛美、年代によっては、欠かせない娯楽番組の一つだったのですね

　小生は、先代広沢虎蔵さんの浪曲、特に『清水次郎長伝』が、たいへん好きで、レコードでも集めて聞き、カセットに落として車でも聞くほど好きです。昭和３１年産なんですが、爺ちゃんなんかの影響か浪曲が好みです。ＣＤ時代になると清水次郎長伝を買いそろえ、平成９年には、清水に行って美保の松原や生家も訪ねました。ＤＶＤ世代になり、安価な一金千円也で映画版が楽しめるという、とても嬉しい時代になりました。名調子を存分に味わい、広沢虎蔵さんの映像も綺麗で申し分ありません。昭和のモノクロ時代の貴重な一作と思います。

この本を読むまでは、次郎長が後に英会話の塾を始めたり、富士山麓の開墾を試みたり、社会事業に尽くしたという事実さえ知らなかった。さらに山岡鉄舟が江戸城無血開城の立役者であったり、次郎長に影響を与えたことなど、教科書では学べない面白さもある。全体に次郎長びいきではあるが、著者が直系子孫ということであるから当然でもあり、人と人を結ぶ義理人情の妙味が実に爽快に描かれている。押しつけがましい人生訓でないところがいい。

堪能させていただきました。
30年あっという間でしたが、懐かしさひとしおです。寛美さん万歳！