ゲームに使われた楽曲に加え、ゲーム中のキャラクターボイストラックも収録されたボリュームのある一枚です。

爽やかでメルヘンチックな美メロ、軽快で細かなリズムの打ち込みも聴き応えがあります。
ミステリアスな魔法少女を表現するため、ジャズなどに用いられる11thコードを用いたとライナーにあり、個性的で奥の深いメロディーラインに納得です。

様々なステージを描き分けた編曲も素晴らしく、とてもカラフルな一枚になっています。
バックで雪を被った鯨が宙を漂うステージの「冷凍クジラのロンド」は、なんとも神秘的でミステリアス・・・
コミカルな魔法少女が織り成す世界観を、見事に表現できていると思います。

個人的には、最終ボスの曲に専用のものがあればアルバムとしてはもっと引き締まったかも？と思いました。
とはいえ全体の完成度は高く、メルヘンでファンタジックなサウンドが好きな人にはお勧めです。