
赤タイツ男
短編三作収録。
エロスも少しありです。
『MaMaFuFu』に収録されている「道楽者の海」と展開がほぼ同じ「箱の男」という作品があります。
しかし、こちらはページ数が倍増し、警察や住人?に追われ微かなストーリー性もプラスされたり、世界観も多少変更されたりと、全体的にはボリュームアップした様に思います。
けれど「道楽~」に比べると一コマ毎の書き込み方が寂しくなっている様に感じ、コマの隅々までじっくりと楽しむには少し物足りなく感じました。
それでも全くの別作品と考えられないことも無いので、比較しなければ相変わらずの良作と言えます。
本タイトルの赤タイツ男もほとんど喋らない割にはなんとなくその人となりが見えるようで良いキャラクターでした。
自分の中ではとても満足ですが、他の著者の漫画と比べることにはあまり意味が無いように思えます。
なので評価の星は敢えて逆柱さんの他のタイトルと比べれば、ということで限りなく5に近い4。
この方の作品に初心者向けも何もないと思いますが、エログロ&どこかのほほんとした夢の様な世界を覗きたい方には是非手に取って欲しいと思います。
エロスも少しありです。
『MaMaFuFu』に収録されている「道楽者の海」と展開がほぼ同じ「箱の男」という作品があります。
しかし、こちらはページ数が倍増し、警察や住人?に追われ微かなストーリー性もプラスされたり、世界観も多少変更されたりと、全体的にはボリュームアップした様に思います。
けれど「道楽~」に比べると一コマ毎の書き込み方が寂しくなっている様に感じ、コマの隅々までじっくりと楽しむには少し物足りなく感じました。
それでも全くの別作品と考えられないことも無いので、比較しなければ相変わらずの良作と言えます。
本タイトルの赤タイツ男もほとんど喋らない割にはなんとなくその人となりが見えるようで良いキャラクターでした。
自分の中ではとても満足ですが、他の著者の漫画と比べることにはあまり意味が無いように思えます。
なので評価の星は敢えて逆柱さんの他のタイトルと比べれば、ということで限りなく5に近い4。
この方の作品に初心者向けも何もないと思いますが、エログロ&どこかのほほんとした夢の様な世界を覗きたい方には是非手に取って欲しいと思います。

象魚
この本は、一般の「言葉」とかで表せるものではないと思います。
一言で言うなら「感性で読む漫画」という所でしょうか。
ストーリーとか起承転結とか求めてはいけません。まず、ガロ系の漫画という時点で普通の週刊少年漫画などに慣れ親しんだ人は読まないほうがいいと思います。短編集なのですが、それぞれが1つ1つ異なった味を持ちつつも混沌とした夢のようなものを共有しているのです。
ほとんどスクリーントーンを使わずに、工場や怪しげな町並みの描写をダイレクトに突き付けてくるのはすさまじい力だと思います。
そういったモノ達を感覚的に捉えられる人には案外楽しい漫画かもしれません。
昔の駄菓子屋や古びた町並みも出て来たりするので、それを懐かしんだりする楽しみ方もありますが決してそれメインで楽しめる漫画ではありません。
でも、きっと気に入る人はとことん気に入る漫画でしょう。
一言で言うなら「感性で読む漫画」という所でしょうか。
ストーリーとか起承転結とか求めてはいけません。まず、ガロ系の漫画という時点で普通の週刊少年漫画などに慣れ親しんだ人は読まないほうがいいと思います。短編集なのですが、それぞれが1つ1つ異なった味を持ちつつも混沌とした夢のようなものを共有しているのです。
ほとんどスクリーントーンを使わずに、工場や怪しげな町並みの描写をダイレクトに突き付けてくるのはすさまじい力だと思います。
そういったモノ達を感覚的に捉えられる人には案外楽しい漫画かもしれません。
昔の駄菓子屋や古びた町並みも出て来たりするので、それを懐かしんだりする楽しみ方もありますが決してそれメインで楽しめる漫画ではありません。
でも、きっと気に入る人はとことん気に入る漫画でしょう。