いつか どこかで [VHS]
小田和正第一回監督作品
『部長、好きな女に男がいたことありますか?』
冬子に振り回されに突撃しながら、項垂れて寄った部長宅での一言。
鍵のペンダントだとか小道具がどーだ、ストーリーがどーだと当時バッシングは激しかったが、
俺にはとても好きな映画です。ベタさがいいのです。
もう二十年たつんだなぁ。
未だに他人事じゃねぇよ。
『部長、好きな女に男がいたことありますか?』
冬子に振り回されに突撃しながら、項垂れて寄った部長宅での一言。
鍵のペンダントだとか小道具がどーだ、ストーリーがどーだと当時バッシングは激しかったが、
俺にはとても好きな映画です。ベタさがいいのです。
もう二十年たつんだなぁ。
未だに他人事じゃねぇよ。
いつか どこかで [VHS]
映画評そのものは、こてんぱんだけれど、僕はこの映画好きですよ。何よりさすが小田さん。サントラは抜群。特に「冬子のテーマ」はいいですね。映画も、時任三郎・津川雅彦のファンだからというのもあるけど、ヘビ女みたいできついけど藤原礼実の(最後の最後でみせる)笑顔・・・。あの数秒のために100分待ってたといっても過言ではありません。病院での笑顔もよいけれど。ビデオは廃盤、DVD発売予定なし(ファーイストいわく)。手元にあるのは、公開当時のビデオをレンタルしてきてダビング(コピーガードなんて概念が無かった)したのしか手元にないので、このたびDVDに焼きなおしたんだけれど、やっぱりもう既に「粗い」のが気になる。DVD出してくれーーーーーー。
雷桜 ブルーレイ [Blu-ray]
時代劇と思って観たら、メルヘンだった。心が安らかになるメルヘン。
さらわれて山で野生児として育ち、その後生家に戻るも村の生活に適応できないヒロインと、母から愛されなかったというトラウマをかかえる病弱な将軍家の若殿。決して結ばれるはずのない二人であるが、お互いの欠落を埋めるように引き寄せられ、そして運命が二人を引き裂いてゆく。
よくあるありきたりのストーリーかもしれない。だが、映像の美しさ、そして蒼井優と岡田将生の演技が、ありきたりのストーリーを輝くものとしている。村祭りのなかで、二人が見つめあうシーンは美しい。欠落をかかえた二人がその欠落ゆえに惹かれあう様子が、心を打つのだ。そして、月並みだけど心あたたまるラストシーン。疲れてストレスをかかえている人、心に安らぎがない人、そんな現代に生きる人たちに元気を与える映画である。
なお、この映画を時代劇として観る人は評価が低くなるでしょう。時代劇としては、リアリティが薄いから。でも、メルヘンとしては秀逸です。心に欠落を抱えて生きる人たちへの応援の歌、ではないでしょうか。
さらわれて山で野生児として育ち、その後生家に戻るも村の生活に適応できないヒロインと、母から愛されなかったというトラウマをかかえる病弱な将軍家の若殿。決して結ばれるはずのない二人であるが、お互いの欠落を埋めるように引き寄せられ、そして運命が二人を引き裂いてゆく。
よくあるありきたりのストーリーかもしれない。だが、映像の美しさ、そして蒼井優と岡田将生の演技が、ありきたりのストーリーを輝くものとしている。村祭りのなかで、二人が見つめあうシーンは美しい。欠落をかかえた二人がその欠落ゆえに惹かれあう様子が、心を打つのだ。そして、月並みだけど心あたたまるラストシーン。疲れてストレスをかかえている人、心に安らぎがない人、そんな現代に生きる人たちに元気を与える映画である。
なお、この映画を時代劇として観る人は評価が低くなるでしょう。時代劇としては、リアリティが薄いから。でも、メルヘンとしては秀逸です。心に欠落を抱えて生きる人たちへの応援の歌、ではないでしょうか。
雷桜 メモリアル・エディション [DVD]
時代劇と思って観たら、メルヘンだった。心が安らかになるメルヘン。
さらわれて山で野生児として育ち、その後生家に戻るも村の生活に適応できないヒロインと、母から愛されなかったというトラウマをかかえる病弱な将軍家の若殿。決して結ばれるはずのない二人であるが、お互いの欠落を埋めるように引き寄せられ、そして運命が二人を引き裂いてゆく。
よくあるありきたりのストーリーかもしれない。だが、映像の美しさ、そして蒼井優と岡田将生の演技が、ありきたりのストーリーを輝くものとしている。村祭りのなかで、二人が見つめあうシーンは美しい。欠落をかかえた二人がその欠落ゆえに惹かれあう様子が、心を打つのだ。そして、月並みだけど心あたたまるラストシーン。疲れてストレスをかかえている人、心に安らぎがない人、そんな現代に生きる人たちに元気を与える映画である。
なお、この映画を時代劇として観る人は評価が低くなるでしょう。時代劇としては、リアリティが薄いから。でも、メルヘンとしては秀逸です。心に欠落を抱えて生きる人たちへの応援の歌、ではないでしょうか。
さらわれて山で野生児として育ち、その後生家に戻るも村の生活に適応できないヒロインと、母から愛されなかったというトラウマをかかえる病弱な将軍家の若殿。決して結ばれるはずのない二人であるが、お互いの欠落を埋めるように引き寄せられ、そして運命が二人を引き裂いてゆく。
よくあるありきたりのストーリーかもしれない。だが、映像の美しさ、そして蒼井優と岡田将生の演技が、ありきたりのストーリーを輝くものとしている。村祭りのなかで、二人が見つめあうシーンは美しい。欠落をかかえた二人がその欠落ゆえに惹かれあう様子が、心を打つのだ。そして、月並みだけど心あたたまるラストシーン。疲れてストレスをかかえている人、心に安らぎがない人、そんな現代に生きる人たちに元気を与える映画である。
なお、この映画を時代劇として観る人は評価が低くなるでしょう。時代劇としては、リアリティが薄いから。でも、メルヘンとしては秀逸です。心に欠落を抱えて生きる人たちへの応援の歌、ではないでしょうか。
雷桜 スタンダード・エディション [DVD]
若手俳優の演技力を測るのに、時代劇は一つの試金石になる。その観点からすれば、本作の主役・準主役の岡田将生、蒼井優、小出恵介は上手い。邦画の将来を託すにふさわしい実力の持ち主だと思う。
特に蒼井優は動きのある役が似合う大器だ。本作でも野生児を好演している。
母の愛を知らずに育った者同士があまりにも身分違いの恋に落ちる物語。超えられない壁を前にしてのたうちまわる男女の姿は胸に迫る。
そして、本作は自然美にも目を奪われる。森、広々とした草原、そして雷桜。台詞にもあるあるが、吹き抜ける風の気持ちよさを感じる映画だ。
脇を固めるヴェテラン俳優では、柄本明が大熱演。私は「池畑慎之介」が好きだが、本作でも少ない出番で、きちっといい仕事をしている。
特に蒼井優は動きのある役が似合う大器だ。本作でも野生児を好演している。
母の愛を知らずに育った者同士があまりにも身分違いの恋に落ちる物語。超えられない壁を前にしてのたうちまわる男女の姿は胸に迫る。
そして、本作は自然美にも目を奪われる。森、広々とした草原、そして雷桜。台詞にもあるあるが、吹き抜ける風の気持ちよさを感じる映画だ。
脇を固めるヴェテラン俳優では、柄本明が大熱演。私は「池畑慎之介」が好きだが、本作でも少ない出番で、きちっといい仕事をしている。