プロ野球史上最強“緑の鷹"南海ホークスクロニクル (スコラムック)
今季はホークス球団75年、福岡移転後25年の節目のシーズンだったホークス。結果はリーグ4位とそれに華を添えることができなかった。近年のメモリアルイヤーを振り返ると70年、20年の時はリーグ最下位。どうも節目に弱いのか?それぞれのシーズンには南海ホークスの復刻ユニフォームを着用したことも共通するが、ホークス球団史を遡ると創立20周年の1958年シーズンに「20周年記念」モデルのユニフォームを着用したところその日から嫌な負け方で連敗して「縁起が悪い」と4試合着用したのみで以後オクラ入りになってしまったという逸話がある。最近ではどこのチームでもかつてのユニフォームを復刻したり、期間限定で特別なデザインのものを着用するのは珍しいことではないが、1958年当時は希なことだったと思われる。またこの連敗が響いてライバル西鉄ライオンズに球史に残る逆転優勝をされてしまったということで、どうやらホークスには節目のシーズンの特別なユニフォームはタブーなのかな?と個人的には考えています。
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、本誌はそのホークスの大阪時代の50年を振り返る年代記、というタイトルですが実は中身を見てびっくり!なにわの名門としてパ・リーグの覇者だった時代のことは実にあっさりとした扱い。これには栄光の時代を知る人の多くが既に取材不可能な状態であることが一因であろう。しかしそうした「光」の部分は類書でもくり返し描かれているが、鶴岡一人監督勇退後の「影」の部分については野村克也氏の問題もあって最近まで詳しく触れるものが少なかったように感じます。本書は藤原満、佐藤道郎、柏原純一といったところに取材が試みられて実に興味深い話を知ることもできる。この人選の絶妙さはその時代を知る者にはたまらないものがある。また池之上格というもうこの時代の南海ホークスを知らない人にとっては「誰?」という知る人ぞ知る選手にも取材は及びそれに大きくページを割いているし、また古葉竹識や高畠導宏ら監督、コーチとして名声を馳せる人物の南海での現役時代の写真なども掲載されているが、これはかなり珍しいものではないかと思う。少なくとも私自身は高畠コーチの現役時代の写真は本書以外では見たことがありません。もうこれで本書の狙うところが実によくわかるというものです。
つまりこれは鶴岡時代が終わり、一度は地に落ちた感のある南海ホークスが野村克也らの手によって新たに生まれ変わり新たな花を咲かそうとする時代を呼び起こさせるのが狙いなのだ、と。残念ながら野村克也監督の解任、また野村の手足だったコーチ陣も退団。それに伴い江夏豊、柏原純一の放出でチームは崩壊。以後21年間Bクラスというとんでもないチームになってしまったことは歴史の示すとおりである。
時にホークスを舞台に連載された漫画「あぶさん」の終了も伝えられている。極々初期の「あぶさん」を読み返すと涙腺が緩んでしまう人には絶対のお勧めです。
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、本誌はそのホークスの大阪時代の50年を振り返る年代記、というタイトルですが実は中身を見てびっくり!なにわの名門としてパ・リーグの覇者だった時代のことは実にあっさりとした扱い。これには栄光の時代を知る人の多くが既に取材不可能な状態であることが一因であろう。しかしそうした「光」の部分は類書でもくり返し描かれているが、鶴岡一人監督勇退後の「影」の部分については野村克也氏の問題もあって最近まで詳しく触れるものが少なかったように感じます。本書は藤原満、佐藤道郎、柏原純一といったところに取材が試みられて実に興味深い話を知ることもできる。この人選の絶妙さはその時代を知る者にはたまらないものがある。また池之上格というもうこの時代の南海ホークスを知らない人にとっては「誰?」という知る人ぞ知る選手にも取材は及びそれに大きくページを割いているし、また古葉竹識や高畠導宏ら監督、コーチとして名声を馳せる人物の南海での現役時代の写真なども掲載されているが、これはかなり珍しいものではないかと思う。少なくとも私自身は高畠コーチの現役時代の写真は本書以外では見たことがありません。もうこれで本書の狙うところが実によくわかるというものです。
つまりこれは鶴岡時代が終わり、一度は地に落ちた感のある南海ホークスが野村克也らの手によって新たに生まれ変わり新たな花を咲かそうとする時代を呼び起こさせるのが狙いなのだ、と。残念ながら野村克也監督の解任、また野村の手足だったコーチ陣も退団。それに伴い江夏豊、柏原純一の放出でチームは崩壊。以後21年間Bクラスというとんでもないチームになってしまったことは歴史の示すとおりである。
時にホークスを舞台に連載された漫画「あぶさん」の終了も伝えられている。極々初期の「あぶさん」を読み返すと涙腺が緩んでしまう人には絶対のお勧めです。
南海電気鉄道完全データDVDBOOK (メディアックスMOOK)
南海電車をうまく網羅しています。関空行きのラピートに、高野山行きの天空の展望は、見ていて飽きないと思います。とくに高野線の険しい路線は見応えありです。
ナレーションもソフトになり、聴いててストレスが減りました。ただ、やはり他メーカーの鉄道DVDのナレーションのように「ですます調」のほうがいいと感じるのと、ムックで掲載されている既に引退した車両を「名鉄編」のように深く掘り下げて紹介してほしかったです。
ナレーションもソフトになり、聴いててストレスが減りました。ただ、やはり他メーカーの鉄道DVDのナレーションのように「ですます調」のほうがいいと感じるのと、ムックで掲載されている既に引退した車両を「名鉄編」のように深く掘り下げて紹介してほしかったです。
La Nostalgia ホーロー風キャニスター Coffee 0249-004
陶器なのにホーロー風というのが気に入って購入しました。 容量が大きいのでずっしりと重いですが、それは仕方ないかな・・・
最近リノベしたキッチンにしっくりきて、とても満足です。 文字が他のカラーもあると良かったので☆-1ですか、購入して良かったです。
最近リノベしたキッチンにしっくりきて、とても満足です。 文字が他のカラーもあると良かったので☆-1ですか、購入して良かったです。