キャラクターの違う二人が事件を解決してゆく、いわゆる刑事のバディ・ムービー(相棒モノ)です。ボケのエイク
ロイド、ツッコミのハックマンと、実に分かりやすい構図で、アクション、笑い、ちょっぴりミステリーとシリアスが入ったこの作品は、リラックスして楽しめる内容でした。単なるおバカなB級映画とは違って、トラウマのせいで奇行に走るエイク
ロイドに対し、ハックマンが語る詩の場面は、なかなかいい感じでした。もちろん、感傷的に終わるはずもなく、オチもあります。ゆるいシーンもありますが、エイク
ロイドのモノマネ(アニメのキャラクターのロードランナーや、『スタートレック』など)が、全編にわたり炸裂し、カーチェイス、
列車、
ニューヨークのグランド・セントラル駅など、舞台もいろいろ用意されているので、単調にならずテンポ良く進む内容は、なかなか面白かったです。