エンターテイメントとしての映画の面白さ満載、ですね。
ヒーローの活躍を見てスカッとしたい、という思いは必ず叶えてくれます。
続編毎にスケールアップが期待されますのでそれに応える方も大変でしょうけれども、次から次へと豪華なアクションが続きます。
かつての００７シリーズを少し連想しました。
舞台は例によって世界中を駆け回ります。
ブダベスト〜ロシア〜ドバイ〜ムンバイ。
ホットな都市を選んでいるのでしょうね。
期待にこたえてくれる映画です。

オリジナルよりもはるかにスタイリッシュに洗練されている。だけど、何故ジム・フェルプスをあんなせこい詐欺師に貶める必要があったのか?トムクルーズも子供の頃に観ていてジムには思い入れは強く持っていた筈。べつのキャラクター名を使わなかったのはなぜ?ジム・フェルプスを悪役にするならあの動機は解せない!あの惨めな葬りかたは悲しい…。ピーター・グレーブスにオファーして断られでもしたのか?などと勘ぐってしまう…。まあ、そのおかげでどんでん返しの意外性は確かに増幅するんだけど。それにしてもあれは、ジムのキャラではない!断じて!!

サザエさん一家を題材にする必要があったかはきわめて疑問だが、「少子高齢化」が進んでいけば、ここで書かれていることの多く、象徴的には「磯野家の崩壊」は必然的に起こる。他のレビュアーが「危機を煽って」と書いているが、少なくとも人口動態（人口維持に必要な出生率に届かない社会構造）が変えられなければ、もう20年くらい先の大枠は既に所与になってしまっていると言わざるを得ない。従って、政治はそれを前提に政策をとらなければならないことになる。アベノミクスの賛否については様々な見解があろうが、個人的には少子化対策が極めて貧弱なことには疑問を感じる。このままではこの先20年はおろか50年先までの将来が決まってしまう。手を打てる時に打たなければならないのである。

もう、土地の高度利用と少子化で、都心でも土地が潜在的に余っているのだから、政策次第では広い家に住める筈である。狭い家に住んでいたら、子供は生まれないのではないか（メダカの話で恐縮だが、水槽にメダカが少しの時にはどんどん卵を産むが、多くなると産まなくなる。生物はそのように設計されているのではないかと思う。）。家の購入・保有（含、賃貸）コストが高過ぎるのがこの国の課題なのではないか。

また、日本株式会社（なんとも懐かしい言葉）が繁栄していくためには、失業している若者達（この本でいえば未来のかつお君）をいかに配置して労働生産性を上げていくかという視点が必要である。ただでさえ人口が減少していくのに、無駄に？遊ばしておく余裕はない筈である。