Thunder & Lightning
ジョン・サイクスの加入でヘヴィメタ色が濃くなったラスト・アルバム。
さすがに Cold Sweat には違和感を抱くが、Thunder And Lightning などはヘヴィメタ・テイストを出しながらも、やっぱりリジィの曲である。
泣きのギターが美しい The Sun Goes Down や、軽妙な Bad Habits などを聴くと、これはもう紛れもなくリジィの世界である。
けっこうレベルの高い曲が揃っている。スコット・ゴーハムのギターも、なかなか良い味を出している。
フィル・ライノットのヴォーカルは衰えが目立つが、それがかえって呪文のような迫力を感じさせる。
トータルでは、従来のファンをも納得させられる名盤だと思う。
さすがに Cold Sweat には違和感を抱くが、Thunder And Lightning などはヘヴィメタ・テイストを出しながらも、やっぱりリジィの曲である。
泣きのギターが美しい The Sun Goes Down や、軽妙な Bad Habits などを聴くと、これはもう紛れもなくリジィの世界である。
けっこうレベルの高い曲が揃っている。スコット・ゴーハムのギターも、なかなか良い味を出している。
フィル・ライノットのヴォーカルは衰えが目立つが、それがかえって呪文のような迫力を感じさせる。
トータルでは、従来のファンをも納得させられる名盤だと思う。
Black Rose a Rock Legend
1979年発表の9th作。
『JAILBREAK』『LIVE AND DANGEROUS』『THUNDFR AND LIGHTNING』等々、他にも名作はありますが、個人的にはやはりこれになりますね。
ゲイリー・ムーアがフル参加しているという点も貴重ですし、トニー・ヴィスコンティによるプロダクションも素晴らしい、そして何より最終曲であるタイトルトラックが圧巻!・・・ハードロック史上に残る名演となっています。
それにしても、彼らと言えば、どうしてもHM/HRの括りの中で語られがちになるのではありますが、本作なんかを改めて聴き直してみると、決してそういったスタイルに拘った人たちじゃなかったんだなというのがはっきりと解ります。
中心人物であるリノットが放出するこのカリスマ性、そして艶っぽさ、男の色気というのは、まさしくロックンロールの権化そのものなのであり、例えば米国におけるブルース・スプリングスティーンなんかとも共通する部分が非常に多いように感じさせられたりもしました。
「アイルランドが生んだ永遠のヒーロー」、「男が男に惚れる」そういった形容が実にしっくりとくる、素晴らしい逸材だったんですよね・・・(R.I.P.)。
勿論、ハードロック・バンドとしての魅力も超全開モード!
ゴーハム&ムーアによるツインギターは唯一無敵、素晴らしいの一語に尽きます。
バンドサウンドに完全に溶け込むかたちのムーアのパフォーマンスが聴けるというのが、ホントに貴重だと思います。
本作発表時はパンク/ニューウェイヴの全盛時。彼らのようなスタイルのロックは、十把ひとからげにしてオールドウェイヴなどと蔑視されていました。
そんな時代に、こういった職人気質な骨太サウンドで真っ向勝負し、そして支持を集めていたというのは、当時のファンにとっても彼らが嘘偽りのない本物のアーティストであるという深いリスペクトがあったからだと思います。
・・・アイルランドが誇るロックバンドの、不朽の名盤であります!
『JAILBREAK』『LIVE AND DANGEROUS』『THUNDFR AND LIGHTNING』等々、他にも名作はありますが、個人的にはやはりこれになりますね。
ゲイリー・ムーアがフル参加しているという点も貴重ですし、トニー・ヴィスコンティによるプロダクションも素晴らしい、そして何より最終曲であるタイトルトラックが圧巻!・・・ハードロック史上に残る名演となっています。
それにしても、彼らと言えば、どうしてもHM/HRの括りの中で語られがちになるのではありますが、本作なんかを改めて聴き直してみると、決してそういったスタイルに拘った人たちじゃなかったんだなというのがはっきりと解ります。
中心人物であるリノットが放出するこのカリスマ性、そして艶っぽさ、男の色気というのは、まさしくロックンロールの権化そのものなのであり、例えば米国におけるブルース・スプリングスティーンなんかとも共通する部分が非常に多いように感じさせられたりもしました。
「アイルランドが生んだ永遠のヒーロー」、「男が男に惚れる」そういった形容が実にしっくりとくる、素晴らしい逸材だったんですよね・・・(R.I.P.)。
勿論、ハードロック・バンドとしての魅力も超全開モード!
ゴーハム&ムーアによるツインギターは唯一無敵、素晴らしいの一語に尽きます。
バンドサウンドに完全に溶け込むかたちのムーアのパフォーマンスが聴けるというのが、ホントに貴重だと思います。
本作発表時はパンク/ニューウェイヴの全盛時。彼らのようなスタイルのロックは、十把ひとからげにしてオールドウェイヴなどと蔑視されていました。
そんな時代に、こういった職人気質な骨太サウンドで真っ向勝負し、そして支持を集めていたというのは、当時のファンにとっても彼らが嘘偽りのない本物のアーティストであるという深いリスペクトがあったからだと思います。
・・・アイルランドが誇るロックバンドの、不朽の名盤であります!