Black Rose a Rock Legend
1979年リリースのなんと言ってもゲイリームーアがフル参加している事が重要なアルバム・・・フィルとゲイリーの仲は色々あるようですが、この2人が手を組むと本当マジックが生まれます!!全編通して聴く事が出来るゲイリーのギターがとにかく素晴らしい・・・バンドアンサンブルを考え抜いたギターワークはこのアルバムならでは!!スコットゴーハム(G)とのツインギターもうまく機能しており、THINLIZZYサウンドを作り上げています。ブライアンダウニー(Dr)の職人的なドラムもまた見事!!4曲目「ウェイティングフォーアリバイ」はシングルとして発表されたナンバーで、彼らの魅力を凝縮した1曲・・・ギターソロがカッコいい!!なんと言ってもこのアルバムの聴きものは、ラストを飾るタイトルトラック「ブラックローズ」・・・7分にわたる壮大なロック叙事詩!!いつ聴いても鳥肌モノの曲で、このメンバーでなければ完成されなかった曲でしょう・・・フィルとゲイリーの共作、素晴らしすぎる!!ギターの掛け合いが、またいいんですよね!!ハードロック史上に輝く名盤!!!!!
Thunder & Lightning
当時のHeavy Metalブームへの接近とJohn Sykes加入によりヘヴィロック色が非常に強い作品。ちなみにGary Moore加入時の「Black Rose」でもここまででは無かった。
よって、Phil Rynottや従来からのThin Lizzyファンには違和感のある作品だろう。
音楽的方向性が前作までで既に散漫になっていたThin Lizzyは、それなりにプロモーションをされてはいたものの、少ない小遣いでレコードを購入していた当事のロック小僧には既に1st choiceのバンドでは無くなっていたと思う。
ただ、一方でこの作品を以って解散することが当時既に発表されており、その中でのJohn Sykesの加入であったため、このラストアルバムに関しては、どんな作品になるのかという発売前の期待は大きかったと記憶している。
John Sykesが書いたCold Sweatのみ若干毛色が違う印象はあるが、Philの独特のボーカルと相まって、Thin Lizzyらしいドラマチックで個性溢れる曲となっている。
ドタドタとのた打ち回る凡百のヘビメタバンドやヒットチャート狙いのヘビメタ風ポップバンドの氾濫にかなり食傷気味だった当事、一時期この作品が一番の愛聴盤であった。
さすがに今聴くと時代を感じさせるところは有るものの、やはりThin Lizzyの個性は未だに色褪せていないことを十分に感じさせてくれる。
よって、Phil Rynottや従来からのThin Lizzyファンには違和感のある作品だろう。
音楽的方向性が前作までで既に散漫になっていたThin Lizzyは、それなりにプロモーションをされてはいたものの、少ない小遣いでレコードを購入していた当事のロック小僧には既に1st choiceのバンドでは無くなっていたと思う。
ただ、一方でこの作品を以って解散することが当時既に発表されており、その中でのJohn Sykesの加入であったため、このラストアルバムに関しては、どんな作品になるのかという発売前の期待は大きかったと記憶している。
John Sykesが書いたCold Sweatのみ若干毛色が違う印象はあるが、Philの独特のボーカルと相まって、Thin Lizzyらしいドラマチックで個性溢れる曲となっている。
ドタドタとのた打ち回る凡百のヘビメタバンドやヒットチャート狙いのヘビメタ風ポップバンドの氾濫にかなり食傷気味だった当事、一時期この作品が一番の愛聴盤であった。
さすがに今聴くと時代を感じさせるところは有るものの、やはりThin Lizzyの個性は未だに色褪せていないことを十分に感じさせてくれる。