ペリカン文書
本を読んで、そのあとビデオを借りてみました。そこで小説のすばらしさにはたと気付きました。
ストーリーのプロセスがしっかりしている点もありますが、それ以上にこの本の魅力は登場人物にあると思います。
若いけれども才能にあふれ、同級生たちの憧れの的でもあり、細身のジーパンにだぶだぶのセーターを着て颯爽と歩く姿に存分な魅力を投げかけてくれます。そんな彼女が書いたペリカン文書が実は事実であり、そのことで何度も暗殺者に殺されそうになる。そのスリルと、次々と謎を解き、事実を固めていく様に惚れ惚れしました。
ストーリーのプロセスがしっかりしている点もありますが、それ以上にこの本の魅力は登場人物にあると思います。
若いけれども才能にあふれ、同級生たちの憧れの的でもあり、細身のジーパンにだぶだぶのセーターを着て颯爽と歩く姿に存分な魅力を投げかけてくれます。そんな彼女が書いたペリカン文書が実は事実であり、そのことで何度も暗殺者に殺されそうになる。そのスリルと、次々と謎を解き、事実を固めていく様に惚れ惚れしました。
ペリカン文書
Penguin ReadersのLevel 5(2300語レベル)
語数 17,577 YL 5.0
売れっ子作家John Grishamによる作品で、日本でも『ペリカン文書』の
邦題で和訳も出版され、ジュリア・ロバーツ主演で映画化もされた人気
作品をリトールド(簡易化)したものである。
ワシントンで、2人の最高裁判事が暗殺された。プロによる犯行である
ことは明らかだったが、殺害理由も容疑者もまったく謎に包まれていた。
法学部で学ぶ女子大生Darby Shawは、この時間を独自に調べ上げ、ある
仮説を打ち立て、レポートとして書き上げた。それを見た指導教授でもある
恋人のCallahanは、あり得ないと思いながらも興味を持ち、友人のFBI法律
顧問のVerheekに見せる。そして、そのレポートはあっという間にFBI捜査官、
そしてアメリカ大統領にまで渡り、「ペリカン文書」と名付けられて厳重に保管
されることとなった。
しかし、その文書が広まると同時に、Darbyの身に危険が迫ることになる…。
Callahanの車に爆弾が仕掛けられ、Callahanは死亡してしまったのだ…。
そして、Verheekと、この暗殺事件の実行犯でプロの殺し屋のKhamelも次々
と殺害されていく…。
人目から隠れながら逃走を続けるDarbyは、ワシントンポストの辣腕記者、
Grayに全てを打ち明けるが…。
しかし、なおもDarbyの身に迫る謎の黒い影が…。
次々と描写場面が入れ替わりながら、ストーリーが進展し、事件の真相が
明らかにされ、やがて黒幕の姿が浮かび上がってくる構成になっている。
PGRのLevel 5なので、挿絵も少なく、イメージを頭で浮かべながら読んで
いく必要がある。ただその分、より迫力のある英語とストーリ展開を楽しむ
ことができる。
ただ、登場人物が多く、本文中で名字で書かれていたり、名前で書かれて
いたりするので、慣れない方や、時間をかけて読まれる方はメモを取り
ながら読んだ方が混乱が少なくすむだろう。
語数 17,577 YL 5.0
売れっ子作家John Grishamによる作品で、日本でも『ペリカン文書』の
邦題で和訳も出版され、ジュリア・ロバーツ主演で映画化もされた人気
作品をリトールド(簡易化)したものである。
ワシントンで、2人の最高裁判事が暗殺された。プロによる犯行である
ことは明らかだったが、殺害理由も容疑者もまったく謎に包まれていた。
法学部で学ぶ女子大生Darby Shawは、この時間を独自に調べ上げ、ある
仮説を打ち立て、レポートとして書き上げた。それを見た指導教授でもある
恋人のCallahanは、あり得ないと思いながらも興味を持ち、友人のFBI法律
顧問のVerheekに見せる。そして、そのレポートはあっという間にFBI捜査官、
そしてアメリカ大統領にまで渡り、「ペリカン文書」と名付けられて厳重に保管
されることとなった。
しかし、その文書が広まると同時に、Darbyの身に危険が迫ることになる…。
Callahanの車に爆弾が仕掛けられ、Callahanは死亡してしまったのだ…。
そして、Verheekと、この暗殺事件の実行犯でプロの殺し屋のKhamelも次々
と殺害されていく…。
人目から隠れながら逃走を続けるDarbyは、ワシントンポストの辣腕記者、
Grayに全てを打ち明けるが…。
しかし、なおもDarbyの身に迫る謎の黒い影が…。
次々と描写場面が入れ替わりながら、ストーリーが進展し、事件の真相が
明らかにされ、やがて黒幕の姿が浮かび上がってくる構成になっている。
PGRのLevel 5なので、挿絵も少なく、イメージを頭で浮かべながら読んで
いく必要がある。ただその分、より迫力のある英語とストーリ展開を楽しむ
ことができる。
ただ、登場人物が多く、本文中で名字で書かれていたり、名前で書かれて
いたりするので、慣れない方や、時間をかけて読まれる方はメモを取り
ながら読んだ方が混乱が少なくすむだろう。
ペリカン文書(ワイドスクリーン版) [VHS]
プリティウーマンとは違ったジュリアロバーツを好きになった、私にとって記念すべき一作品です。
命をねらわれるジュリアロバーツと記者のデンゼルワシントンの緊迫感を生む演技にはいつの間にかのめり込んじゃいました。
最後の最後に、別れ際でしっかりと抱き合うシーンが何故か男と女の同士のような気持ちのいい抱擁に見えて…徐々に信頼の絆を深めていった男と女って恋愛感情は生まれなかったのかな…な~んて思ってしまいました。
私にとっては見ごたえのある一作品です。
命をねらわれるジュリアロバーツと記者のデンゼルワシントンの緊迫感を生む演技にはいつの間にかのめり込んじゃいました。
最後の最後に、別れ際でしっかりと抱き合うシーンが何故か男と女の同士のような気持ちのいい抱擁に見えて…徐々に信頼の絆を深めていった男と女って恋愛感情は生まれなかったのかな…な~んて思ってしまいました。
私にとっては見ごたえのある一作品です。
ペリカン文書 [DVD]
ジョン・グリシャムの同名小説を原作に、社会派映画の巨匠アラン・J・パクラ監督がメガホンを取ったサスペンス映画。主演はジュリア・ロバーツ、デンゼル・ワシントン。共演はサム・シェパード、スタンレー・トゥッチ、ロバート・カルプ、ヒューム・クローニン、ジョン・リスゴー。音楽を担当したのはジェームズ・ホーナー。
検察官を目指しロースクールに通うダービー・ショウは、世間を騒がす連邦最高裁判所判事連続殺人事件に関する自分なりの仮設をまとめ文書を作った。それがいつの間にか国家の上層部の黒幕の目に触れ「ペリカン文書」と名付けられ、彼女は命を狙われる。恋人でもあった恩師は殺された。孤立無援の彼女を助ける者は、新聞記者のグレイ・グランサムの他にいない…。
本作と比較すると、同じジョン・グリシャムが原作を担当した作品なら「依頼人/ザ・クライアント」の方が、観終わっての印象は断然良い。はっきり言って凡庸な出来である。ジュリア・ロバーツが変装したりしながら逃げ回る前半は面白いが、ストーリーが進むにつれて息切れしてくる。ただ、颯爽としたデンゼル・ワシントンには好感が持てた。
原作ではデンゼル・ワシントン演じるグレイ・グランサムは白人であるとはっきり書かれており、勤務しているのもワシントン・ポスト紙という設定になっている。しかし、プロデューサーは同社からの許可が得られなかったため、ワシントン・ヘラルド紙に変更された。脚本には、ラストで、ダービーが寛いでいるビーチにある別荘はグランサムが所有しているもので、あからさまではないもののそれなりの関係にまで発展したと窺わせるシーンもあったのだが、黒人女性ファンの反発と白人男性ファンの反感を恐れたデンゼル・ワシントンの意見で、頬へのキスとハグのみに変更されたという。
検察官を目指しロースクールに通うダービー・ショウは、世間を騒がす連邦最高裁判所判事連続殺人事件に関する自分なりの仮設をまとめ文書を作った。それがいつの間にか国家の上層部の黒幕の目に触れ「ペリカン文書」と名付けられ、彼女は命を狙われる。恋人でもあった恩師は殺された。孤立無援の彼女を助ける者は、新聞記者のグレイ・グランサムの他にいない…。
本作と比較すると、同じジョン・グリシャムが原作を担当した作品なら「依頼人/ザ・クライアント」の方が、観終わっての印象は断然良い。はっきり言って凡庸な出来である。ジュリア・ロバーツが変装したりしながら逃げ回る前半は面白いが、ストーリーが進むにつれて息切れしてくる。ただ、颯爽としたデンゼル・ワシントンには好感が持てた。
原作ではデンゼル・ワシントン演じるグレイ・グランサムは白人であるとはっきり書かれており、勤務しているのもワシントン・ポスト紙という設定になっている。しかし、プロデューサーは同社からの許可が得られなかったため、ワシントン・ヘラルド紙に変更された。脚本には、ラストで、ダービーが寛いでいるビーチにある別荘はグランサムが所有しているもので、あからさまではないもののそれなりの関係にまで発展したと窺わせるシーンもあったのだが、黒人女性ファンの反発と白人男性ファンの反感を恐れたデンゼル・ワシントンの意見で、頬へのキスとハグのみに変更されたという。
The Pelican Brief: A Novel
勧善懲悪、ハッピーエンドの物語です。スリルとサスペンスが続きおもろしく
読めます。ただ終わった時に何も残らない気がします。
エンディングにどんでん返しがあるか期待しましたがありません。
Darby ShawがThomas Callahan(大学教授-交際相手)を思い出し涙ぐみますが、
どれだけ愛していたかはっきりしないし、Gray Grantham(新聞記者)をなぜ
あとから好きになったかもわからない。エンタテインメントだけを求めて読むなら
いけますが心理描写が今ひとつです。
読めます。ただ終わった時に何も残らない気がします。
エンディングにどんでん返しがあるか期待しましたがありません。
Darby ShawがThomas Callahan(大学教授-交際相手)を思い出し涙ぐみますが、
どれだけ愛していたかはっきりしないし、Gray Grantham(新聞記者)をなぜ
あとから好きになったかもわからない。エンタテインメントだけを求めて読むなら
いけますが心理描写が今ひとつです。