よいは悪い―暗黒の女王ヘカテの解決法 (りぶらりあ選書)
シェイクスピアのマクベスを引き合いに出して私たちの内に外に潜む二元論の対決の問題を照らしてくれる良書。読んで良かったと思える本だ。
日本人こそ子供のうちからこういう哲学は慣れ親しむべきだ。
こういう思考を経ずして自らも見えないし、国家も世界も歴史も語れない。
日本人こそ子供のうちからこういう哲学は慣れ親しむべきだ。
こういう思考を経ずして自らも見えないし、国家も世界も歴史も語れない。
ヘカテの時間 (エメラルドコミックス ハーレクインシリーズ)
登場人物3人の視点ごとに章になっており、3人の思惑と感情が絡み合う舞台劇のような趣向の推理小説となっている。本格推理とういうよりはサイコサスペンスものと言ったほうがいいだろう。最後の皮肉の利いたオチまで最後まで手に汗握る展開で一気に読ませる。山崎洋子入門としては最適の作品。